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花様年華 THE NOTES /考察まとめ
※この記事は考察が進むたびに更新されます。
【最終更新日:2022年11月21日】
・もくじを追加
・考察「それぞれの記憶の違い」を追加
※ネタバレしかしません!
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ざっくりまとめ
まず最初に、花様年華はタイムリープものの救いようのない暗い物語です。こういう物語は少し怖いな…と感じる方もいると思います。
主人公はソクジンです。
簡単に図にまとめると、こんな感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1668943216138-ItsIG3S9xW.jpg?width=800)
試行錯誤する時間=誰も死なせずに済むためにはどうすればいいか、ソクジンが色々なことを試して頑張る時間です。
でも、ソクジンは何度も何度も失敗をします。
(失敗=誰かが必ず1人死んでしまうこと)
失敗すると、自動的に時間が巻き戻るので、過去になってしまった時間がどんどん増えていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1668943362155-oxlYrzE3Bq.jpg?width=800)
そして増え続けて、多くなりすぎた過去は、少しずつ互いに影響し合って、奇妙な変化を遂げていきます。
上の図でいうと、3つの丸が重なった部分です。
この、2つ又は3つ重なった部分は「別の時空」に存在するはずの「過去」同士が重なっていて、「現在」にまで影響が出ているものと思われます。
![](https://assets.st-note.com/img/1668943797903-MjwgjgWBxG.jpg?width=800)
1番最初の死は、ジョングクの死だったのではないかと思われます。
そして2番目にユンギとジミンの死、3番目にテヒョンとホソクの死、最後にナムジュンの死。
そして、結論から簡単に言うと、最後は再びジョングクの死で終わっているのだと思われます。
![](https://assets.st-note.com/img/1668943982356-xuIFFWoAmC.jpg?width=800)
詳しく言うと、ジョングクはおそらくソクジンの父の友人と同じように「行方不明」になったのではないかと思われます。
この世界にジョングクは存在することになっているが、誰もジョングクを見ることも出来ない状態です。
何故なら、ジョングクは裏側の世界(二つ目の世界)に飛ばされてしまったからだと思います。
どういうことかというと、ソクジンは「誰も死なない世界」を望みました。
でも、物語の終盤でジョングクは「自分以外が死ぬ世界」を望みました。
『血、汗、涙』に擬えて表現するなら、ジョングクは「悪魔」のようになってしまいました。
また、ジョングクは作中で何度も自分から死に向かっていこうとしていました。
それは、何度も繰り返された過去の中で、誰か1人が必ず死ななければいけないことを本能的に知っていた(体が覚えていた)からかなと思います。
本当は途中までは、ジョングクは自分を犠牲にしてでも、他6人みんなを救いたかったのだと思います。
しかし、最後の最後のタイムリープでソクジンが、「ジョングクを車で轢いた」という記憶は忘れてしまったまま、楽しかった記憶だけを思い出してしまい、結果的にジョングクの心を深く傷つけて、そして裏切りました。
つまり、ジョングクの心は死んでしまったのだと思います。
心が死んだことによって、「誰か1人が必ず死ななければいけない」というルールが守られたことになったのかもしれません。
そして、この世界の均衡を守るために、ジョングクは世界から消されてしまったのだと思います。
けれど、ソクジンが望んだ今の世界には、ジョングクは存在しています。心だけが無いのかもしれません。
ジョングクは、存在しているようで存在しておらず、時空の歪みの狭間に行ってしまったのかもしれません。
それが、花様年華THENOTES2の1番最後のページの状態なのだと思います。
ソクジンが、結果的に時空を歪めてしまったことによってできた、時空の隙間(大きな穴)から、ジョングクは別の時間軸(別の世界)に飛ばされてしまった、ということなのではないでしょうか。
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そう考えると、『血、汗、涙』のMVもいろいろと納得がいきますね。
それぞれの記憶の違い
花様年華の1と2をじっくり読んでみると、いくつか7人の「記憶」が本来の記憶から変化している部分があります。
特に気になったのはユンギとテヒョンの記憶です。
【ユンギの記憶】
花様年華2の81頁目で、ユンギは高校時代のアジトでの楽しかった記憶とそのときの状況を細かく回想します。
しかし、その回想の中には、なぜかテヒョンが存在していません。
高校時代のアジトには、本来(1番最初、タイムリープするよりも前)は、7人全員が集まっていました。
【テヒョンの記憶】
花様年華2の54頁目で、テヒョンは、必死に仲間の名前を並べてソクジンを問い詰めます。
しかし、その仲間の名前の中に、なぜかホソクだけが存在していません。
他の5人の記憶の中には、1人だけ欠けている描写はなかったと思いますが、ユンギとテヒョンだけ、何度目かのタイムリープの時に、仲間の1人の存在が無かったことになっていたのではないかと思われます。
そして最終的には、ジョングクの記憶が全員から消えてしまったのかもしれません。
ユンギの中からテヒョンが消えたり、テヒョンの中からホソクが消えたり、といった現象は、最終的にジョングクが全員の記憶から消えてしまう伏線なのかなと思います。
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では、また色々と考察などがまとまったら、この記事に追加していきますので、よろしくお願いします!!