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春分の日に玄関掃除で吉をお迎えする

春分の日を1週間後に控えたある日、
会社の人からホワイトセイジとパロサントをお裾分け頂いた。
取引先に試作品としてもらったから、とのことだった。

ちょうど週末に大掛かりな玄関掃除をしようと計画しており、掃除をした後に炊くホワイトセイジが欲しいな・・と思っていた。
もちろん、会社の人にはそんなことは言っていない。
偶然の嬉しいプレゼントに驚きつつ、
「これは絶対、掃除をしろということね!」と勝手に解釈して週末を迎えた。

春分の日なんて今まで意識したこともなかったけれど、この日を1年の始まりとして位置付ける考え方もあるということを知ったのは最近のこと。

そんな1年の始まりを迎えるには掃除が良いという。玄関掃除が吉!と書いてあったので、単純なわたしは玄関掃除を行うことに決めていた。


取り掛かる前に・・と景気付けに洗面所のゴミ箱を丸洗いすることにした。
使用済みのティッシュやフロスを入れる場所なので、なんとなく気持ちが悪いな…とお風呂上がりにいつも思っていた。
それを徹底的に水とブラシで洗って天日干しにした。

その後、メインの玄関掃除に取り掛かる。

まず外玄関のタイルをホースで水を流しながらブラシでゴシゴシこする。
隅の方に隠れていた蜘蛛の巣も、申し訳ないけど洗い流す。

次に固く絞ったウエス(使い古しのタオルなどをカットしたもの)で玄関の上がり間や飾り棚を拭き上げる。巾木にも埃が溜まっているので、細くしたウエスで払うように綺麗にしていく。

最後、そのウエスを使って玄関のタタキのタイルを一枚一枚拭いていく。ごしごしごしごし。
ウエスが真っ黒になった。

最後に玄関の小窓を開けて、頂き物のホワイトセイジに火をつけて煙を燻らせてみる。
煙と一緒に我が家から良くないものが抜けていき、良いものが玄関から入ってきますように、と願ってみる。


玄関は外の世界と自分をつなぐ場所だから綺麗にすると良いよ、と聞く。
それが本当かどうかはわからないけれど、玄関の前を通り、その綺麗な空間が目に入るたびになんだか小さな幸福感を感じる。
それだけでもやる価値はあるな、と思う。

せわしなく迎えた春分の日だったので、新しい一年をどうしたい、などの願望も目標もまだまだ白紙のまま。
けれど、スタートは人それぞれ。と自分を納得させて、週末にでも少し考える時間をとりたいなぁ、と思っている。

それでは、仕事いってきます。
良い一日を。



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