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トヤマイゴ(7) 宿に着くまでが遠足

 黒部ケーブルカーで黒部平へ。黒部平からロープウェイで大観望へ。ここでまた件の除雪費用云々の話をして、また同じように写真集を売り込む駅員。しかし、行きで買った写真集とは違う物だった。行きのは写真メインだったが、これは記事も載っていて見応えがありそう・・・さっき買って失敗しちゃったなあー。キレイな写真が好きで文章には興味ないって人だったらいいんだけど、黒部にまつわる記事が載ってるあとの写真集のがわたしはよかった。でも2冊も買うのはなんだかなーと思って断念。

 そしてまたトロリーバスに乗り室堂、バスに乗って美女平、ケーブルカーに乗り立山、地鉄に乗り富山へ戻る。

 長いわ。

 一日のうちにこんなにたくさんの乗り物に乗ったのは初めてだ。そして、そこからバスに乗って山奥の温泉を目指した。山奥って言っても宇奈月温泉とかじゃなく、雰囲気良さそうだったから勢いで予約してしまって、いざ来てみてアクセスの悪さとか周りの寂しさとかにびっくりした。

 宿のスタッフも「なぜこんな何もないところに女ひとりで?」と思ったらしく、ちょっとひいているようだった。そればかりか「もしやよからぬことを考えているのでは?」と思われたらしく、目をつけられたらしい。

 とんだ要注意人物だ。女ひとりであるということは光りの速さで全スタッフに周知され、部屋を出るたび、やたらと話しかけられる。旅の経路とか、目的とか、こちらのご機嫌をむりやり取りにくる。

 心配しなくても首くくったりしないってば。

 ともあれ、しんどい行程を無事クリアできたので、夕食のときにビールでカンパイした。ごはんはすごく豪華で・・・ボリュームあって・・・ありすぎて、結局食べすぎ飲み過ぎでその後動けなくなってしまう。2日目終了。

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