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四国迷子(3) JAROに電話だ

 2日目。6時半に起きて、7時に日曜市に出る。高知城の城下に日曜のみ現れる朝市だ。はじっこから見て歩く。

 最初に見たのは地物野菜の並ぶ店。新タマネギが大きくて立派。田舎寿司を売っている店もいくつか。名物イモ天の店は一軒のみ。そうして向こう端まで歩くと、高知城のすぐ下に出たので、せっかくだし行ってみる。天守閣はまだ開いていないが、近くまでなら行けそうだ。

 階段をずんずん上って行くと、途中でアイスクリンの店が出ていた。朝からアイスは・・・と思ったけど、物珍しさにのぞくだけのぞいてみる。すると売り子のおばちゃんが「暑いですねえ」と声をかけてきた。確かに。朝早いからまだ寒いだろうと思って外に出たが、ここは5月の四国なのだ。階段を上がっているうちにじっとり汗さえかいていた。

 まあ、このあったかさなら朝からアイスもいいんじゃない?と思ってアイスクリンを購入。味はいろいろあるけど、スタンダードな白をチョイス。

 さっぱりしておいしい。ところで、店に出ているアイスクリンの看板ね、あれ過剰広告だな。

 左が看板に描いてある絵ね。右がリアルなアイスクリン。・・・これは「ウソおおげさまぎらわしい」の部類に入るのでJAROに電話だ(嘘) たぶん、ダブル・トリプルをわかりやすく描いてあるんだろうね。

 手作りなのでご愛嬌。

 さらに上に上がって城を間近で見る。立派な城だ。まだ時間が早いので中に入ることができないのが残念。足元は石庭。きれいな砂紋が描かれているのでおっかなくてこの上を歩けない。足跡がついちゃったら申し訳ない。直すの大変じゃないの?

 と思ったら、スタッフの方が熊手のようなもので踏まれたあとを直す作業をしていた。慣れた手つきでささーっと直していく。感心しちゃってしばらく見ていた。

 高知城を離れ、すぐ隣にある高知県庁の庁舎を見に行く。小説「県庁おもてなし課」の舞台となった場所。

 立派な建物だ。そう言えば、おもてなし課が発行した観光ガイドを入手することが出来たのだった。どこでだったかは忘れてしまったけど。

 コレ。「こうちじん」(※ここから最新版も閲覧できるよ) というタイトルの観光ガイドで、発行元は県庁5階、高知県観光コンベンション協会となっている。市内の主要観光施設などで無料で手に入る。駅になかったのはたまたまか。

 デザインはすっきりした感じで、同じく無料で発行されていた「るるぶフリー」と比べると、やっぱり広告はないし見やすい。ギラギラした商業色もなく、情報量もちょうどいい。書店に並んでいる有料の「るるぶ」にはさすがに負けるけど、無料でこれだけのものがあるなら助かる。

 気が済んだので、もう一度日曜市を歩く。ちょっと時間に余裕ができたので、今度はゆっくり。包丁や服、本、漬物など、本当にいろんな店が並んでいる。竹かご屋では店主がバッタの竹細工を作っていて感心した。さっきも通ったいも天屋には行列ができていた。わたしも並んでいも天を購入。

 大きいのが2枚で220円。味は甘いけど若干の塩気。ちょっとおなかにたまるおやつという位置づけを思えば、北海道名物あげいもと似たような感じかな。美味しかった。

 ここで高知での行程は終わり。ここからレンタカーで徳島へと向かう。

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