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愛する人との子どもを妊娠してからの話③

妊娠中期から切迫早産と言われて過ごした私は旦那ちゃんの協力もあって臨月を迎えることができた。

8ヶ月に入った頃から逆子と言われて帝王切開で進んでいた37wの健診でまさかの出来事が起きた。

「逆子ってもう直らないですよね?」と聞いた私に先生が「逆子治ってますよ?あ、そっか!まいごさん初産か!すみません!先週直ってたんですけど前回帝王切開で産んでる経産婦と勘違いしてて帝王切開って話してました」とまさかの36wで逆子が直ってたことが判明。


父親が亡くなったことを話したのをきっかけに私を気にかけてくれてた助産師さんが「逆子直ってカイザー無しじゃないですか!不安だったよねー」と私の代わりに怒ってくれた。

この頃旦那ちゃんは仕事がピークで1ヶ月以上休みがなく働き、平日も帰りは22時過ぎ日付が変わって帰ってくることも多くて毎日心身ともに疲れ果てて帰ってきていた。

ご飯を食べながら「ストレスやばい…けどあと1ヶ月頑張らないと」といつも明るい旦那ちゃんが弱々しく呟くのを聞きながら次の日のお弁当の準備をキッチンでしてると「それにあと2週間くらいしたら増えるし…新しい生き甲斐が。だから頑張る」といつもふざけて親バカ発言してるのとは違った本音が聞こえた。

「産まれたら大変になるけどね」と返したものの私だけじゃなくて愛してやまない旦那ちゃんの生き甲斐にもなる子をもうすぐ産むんだと思うと出産への恐怖とか不安は一瞬で消えた。

そんな私たちの新しい生き甲斐と出会うために今日私は入院した。

コロナの影響で立ち会いも面会もできない離れ離れになる1週間。

結婚して初めて長く離れる1週間は心細くて寂しいと思うけどこの1週間を乗り越えたら家族3人の新しい生活が始まる。

旦那ちゃんと結婚して妊娠した1年間は辛いことも多かったけど私の28年間の人生で1番幸せな1年間だった。

この子が産まれてからの家族3人の生活が1番幸せな1年を更新しますように。


最後に産後の私へ。

産後もしかしたら旦那ちゃんにイライラしたり八つ当たりしてるかもしれない。

でも思い出して欲しい。妊娠報告した時の喜んだ顔、毎日お腹を嬉しそうに撫でてた顔、照れ臭くてなかなかお腹に話しかけれない私の代わりにたくさんお喋りしてくれたこと、つわり中支えてくれたこと、自分の不安を隠して私のために明るく振舞ってくれたこと、私の代わりに父親の葬儀に出てくれたこと。

メンタルの弱い私はきっと旦那ちゃんじゃなかったら10月10日の妊娠期間を乗り越えられなかったと思う。

それを絶対忘れないで欲しい。

恩返しも込めて旦那ちゃんを大切にして家族3人仲良く過ごしてください。

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