見出し画像

INTJが毎日の仕事で考えていること

自己紹介でも書いたとおり、私はゴリゴリのINTJです。
MBTI診断の説明によると、
 ・論理的な思考を好み、客観的データに基づいて判断する
 ・非効率なことが嫌い
 ・完璧主義
 ・物事を批判的に見る
などが列挙されていますが、概ねそのとおりです。

がしかし、この表現は確かに間違いではないのです…が、
おそらくINTJ以外の方がこれらの表現を見た時に感じる印象と、実際のニュアンスが微妙に異なっている気がするので、少し補足させてもらいます。

・論理的な思考を好み、客観的データに基づいて判断する
 →「客観的データに基づかない判断は、ただの思い込みにすぎない」と感じており、
  「仕事で自分の感想述べて、なんか意味あんのかよ学級会じゃねえんだぞ」
とすら考えたりするわけです。
 この時INTJに対して『データはいいからさ、貴方の意見はどうなの?』とか言おうものなら、データなどの客観的根拠を伴わない発言はそもそも意見として判断しないという考えのため、「軽々しく意見って口にしてんじゃねえよ、発言には責任持て」という気持ちがこもった殺意の目を向けられる事になるので注意してください。

・非効率なことが嫌い
 →「そもそも非効率なことが好きなやつなんかいるのかよ…非効率が嫌いなら真っ先に排除しない方が意味不明だろうが」
  と感じています。
  なので、新しい仕事やプロジェクトを始める前に、まずゴールまでの見通しを立てます。
 それから、その途中にある無駄なタスクを削いでいく作業をサクッと済ませてから初めてスタートしようとします。
 何故ならプロジェクトが始まってから無駄を省いたり、無駄を探すアクション自体が進捗の邪魔になる無駄な行為になるからです。
 『モタモタしてないで早く始めようよ』的な事を言われると、「ここで横着した結果としてこの先無駄な作業するハメになっても、コイツ絶対なんの責任も感じない、間違いない」と殺意の目が発動します。

・完璧主義
 →この表現について、かなり多くの方が誤解しているのではないかと私は考えています。正しくは、
 「現在の人数やスキル、設備等を総合した環境でのベストを目指すために自分の知識と経験を総動員する」
のであって、『どんな状態であっても、常に100%のクオリティで完璧な物を作ろう』という意味ではないのです。
パーフェクトではなくベスト、が近いかもしれません。
あくまで現時点の戦力で最大限のパフォーマンスを発揮するために、自分が今まで蓄えた知見をフル活用して一番効率が良い方法や作業システムを考える時間こそ、INTJが最もアドレナリンを出す時だと私は考えています。
 そのため、この状態のINTJを最もキレさせる言葉は
   『ほどほど(適当)でいいよ』
になります。
 ちなみにINTJは個人によって大小や多寡が異なる主観的な表現を仕事に持ち込まれると激しい不快感を覚えるため、この言葉をかけられると
「ほどほど、の規模や数値を具体的に提示できないなら黙ってろお前」
と考えています。

・物事を批判的に見る
 →まず効率化を図るという習性から、初っ端に改善点を探す癖がある
という理由からくるものであり、決して難癖をつけようとか嫌がらせをしようという気持ちではないことをご理解いただきたいと、切に願います。
 INTJの思考回路では、むしろ最初に改善点が無いかチェックして結果を相手に伝えることを「相手の持ってきた仕事に真摯に向き合っている」姿勢だとすら考えているフシがあります。
 そのため、改善点を指摘した時に嫌な顔をされたり『何なの、仕事やりたくないわけ?』と言われても意味がわからず、逆に面食らうこともあります。

 以上が私(を含めおそらく多くのINTJ)が毎日の仕事で感じていることになりますが、私は人から仕事をする上で気をつけていることを尋ねられると、

「仕事は6割の力でやるようにしている」
「基本的に残業はしない」

と答えています。

 こう答えると大体の人が『コイツやる気ねぇな…』と何とも言えない生暖かい目で見てくるわけですが、上の条件を満たしながら仕事で成果を出そうとすると、執務時間中は常にフル稼働しているわけです。
 フル稼働なら6割じゃないじゃん、と思ったそこの貴方、違うんです。

 仕事は段取りを組む時点でほぼ終わっています。
 その段取り、いわば仕事をヨーイドンで走り抜けるだけの状態にするための準備にこそ時間を割いているんです。
 仕事そのもののタスクには常に余裕を持つようにしています。
 緊急のトラブルがあった時には何時まで残ろうが一切文句も言いませんし、休日にどうしても対応しなければならないアクシデントが発生しても粛々と対応します。
 必要なことで、代替手段が無いと判断した時点で割り切って腹をくくるのは当然だと考えています。
 だからこそ、常に不測の事態に対応できるよう自分のキャパシティにマージンを取っておくんです。
 その上で業務時間内に仕事を終わらせるという、会社としては残業代が発生しないハイコスパ社畜がこの私というわけです。

 今述べたのはあくまで自分の考え方ですが、とはいえ毎日ヘトヘトになるまで頑張って働いている人がいると、つい心配してしまいます。

 いつまでそのスピードでいくのか、自分でペース配分できてますか?
 ゴールまでそのペースで本当にいけますか?
 そもそも、ゴールがどこにあるかハッキリしてますか?

人生はマラソンじゃないので、途中でトイレに行ったり自動販売機でコーラ買ったり、バイクに乗ってそのまま海に行くのも全然アリなので、まずは毎日がんばってる自分のケアとメンテナンスをしてあげてください。
 
 まぁ、「こういった言葉をかけてチームの健康とメンタルヘルスが良好に保たれた方が、高いパフォーマンスを維持できて結果的に仕事の成果に繋がる」という理由から今の言葉を考えるのがINTJなんですが、ちゃんと本心からそう思ってるので安心してください。

 長くなりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
 ここまで読んでくださった方の心が少しでもほぐれたなら、書いた甲斐があるというものです。
 それではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?