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ロサンゼルス旅行・出発前やらかし編


やらかしている。行く前に2度もやらかしている。
行ってからも、やらかしまくっているのにだ。

焦るのは本当に良くない。
8月中に原稿終わるっしょ!と思っていたがまるで終わらず、9月になり、結局渡米4日前に入稿するというバカのスケジュール加減。
性格上、急ぐのも焦るのも大嫌いなのに。
原稿に生活を振り回されてそうもいかず、気づけばあれよあれよと2週間を切り、1週間を切り……パッキングをほぼ前日にやることになった。アホなんか。
今後一生、入稿日と旅行を近づけないと誓う。
でも忘れ物はしてないよ!(ここではセーフ)

5年来の相棒
中古で5千円で買ったスーツケース(埃まみれ)


やらかし①飛行機のチケット、姓と名を逆で取る。

これは日本のサイトが悪い!(と言いたいだけ……)
パスポート見ながら5回は確認した。スペルは合ってた。
逆だった。
パスポートって基本「名前・苗字」の順だから、それ見ながら打ち込んでたら、そもそもの入力項目が苗字名前順なことに全く気が付かなかった。
ZIPAIRは日本の航空会社だからなんか油断していた。

航空券を予約したのは6月のことだった。
7月、カフェで旅行の打ち合わせしながら、フライト時刻を確認しようと予約情報を引き出す時に、名前を入れても予約情報が引き出せない。何回やっても。
まさか!?と思い、姓と名を逆で入れると……出た。絶望。
めちゃくちゃ冷や汗。
死ぬ思いでお問合せチャットに繋ぐ。
「名前が逆なんだが!?」
「そのままでええよ。ホノルル行きははダメだけど」
あっ…そですか。コピペ回答だった。同じことやってる人間どれだけいるんだろう。だってそうだよなあ!?間違うって。国際線だもん。海外旅行絡むと日本人の気持ちは一旦置いておくマインドがめちゃくちゃ裏目に出たわ。
ホノルルはダメなんだ……ハワイって厳しいのね。
ていうか普通に不安だから直したいんだけど。ダメなんか……。
結論:空港の自動チェックイン機は使えなかったけど、普通にチェックインできた。(よかったね)

やらかし②
ESTA代行業者に騙される

クソァーーーー!!!!
引っかからないと思ってるからこそ引っかかる(真理)(慣れという慢心よくない)

ESTAとは:ネットでできるアメリカ渡航申請。この許可がないと出国できない。短期ビザみたいなもん。21ドル。(3000円ぐらい)

一緒に行く友人の前で、試しにESTA取ってみる流れになった。検索して一番か2番に出てくる、めちゃくちゃESTAぽいサイトにいろいろ個人情報書いて、非常に非日常な質問に答え(北朝鮮に行ったことはあるか?犯罪歴はあるか?エボラ出血熱にかかっているか?等)、クレカ番号入れて、申請完了。
数時間後にメールで渡航許可オッケーが来た。

後日……というか渡航の一週間前であった。申請をしようとした友人から「なんかこないだ使ってたサイトと違うんだが」という連絡が来て、体に衝撃が走る。
ーーやられた!!!
慌てて友人に電話をかけ「やらかしたのは私だ!」とストップをかける。
友人に正しい公式サイトを確認して貰っている間、私は別の意味で冷や汗が止まらない。

私が使ったのは代行サイトだった。ぱっと見騙されるぐらいアメリカの行政のサイトっぽいデザインをしている。上の方にスゲ〜小さく「代行サイト」って書いてある。詐欺やろこんなん。

この代行サイトがまた厄介なのだ。
ただ金を取られて申請されてないだけの方がましだったのではないか。
申請はなされていた。渡航許可も降りていた。
──ホッとしたのも束の間、自分のESTAの情報を見返して血の気が引く。

この代行サイト、「両親の名前を入力しますか」「はい、いいえ」のプルダウンが存在する。本家にはそんな機能はない。
そのプルダウンを見て、「必須項目じゃないならいいやー」と安易にいいえを選択した記憶がある。雇用情報のところもそんな感じで選んだ気がする。

結果、両親ともに
「(名)UNKOWN・(姓)UNKOWN」、
勤務先名が「EMPLOYEE(会社員)」というわけのわからんナメた申請をした女が爆誕してしまった。
Wアンノーンの娘、まずくないか?
たとえば本当に両親がわからない人はそれでも問題ないはずだ。だが入国審査で嘘をつくのはまずい。両親に名前はある。普通に。
仮に入国審査時に別室送りにされて根掘り葉掘り詰められたら、アンノーンの娘じゃないことがバレる。アンノーンはメタモンと掛け合わせてもタマゴは生まれない!

【悲報】一度申請したESTAは 修正できない。

震えた。アンノーンの娘としてしれっと入国できるのか。そもそもWアンノーンの時点で目をつけられてしまうのではないか。おまけに勤務先は「会社員」である。
入国審査では職業を聞かれるのは普通のことだし、最近の入国審査は「アメリカで雇用を得ようとする輩」には厳しい処置も下される。入国拒否。

つい二日前、TLの海外旅行勢がにわかに騒いでいたばかりだ。入国拒否を食らってハワイから強制送還された職業を偽ったインスタグラマーの件で。
嘘を書かなきゃいいんだし嘘をつかなきゃ大丈夫。それもそう。渡航許可自体は降りているし、名前やパスポート番号などのミスではないので修正の必要はないという情報も散々見た。
でも嫌だよ!!!!!直してえよ!!!!!
だってこれ2年残るもん!!!!
2年以内にハワイ行くかもしれんもん!?!!いつかシアトルもグアムもアラスカも行くもん!?!

この2日間、仕事が手につかないレベルで恐怖していた。5日後にはアメリカにいる。10時間のとんぼ返りだけは……避けたい……!!!

ここで朗報、再申請すると、前の申請のデータは消えて上書きされるらしい。
やるしかないのか……やるか……!!!!
やると決めたらすごい強気になって来た。
短期間で申請しすぎて疑われるんじゃね?と思ったけど嘘はつかずに済むと思えば何も痛くない。「会社の名前を間違えたんで!!」で突き通す。

というわけで再申請した。渡航4日前の夜に!!!!!
確認しすぎて自分のパスポート番号を丸暗記してしまった。72時間前(3日前)までに申請しなきゃいけないESTAを、80時間前に申請するデッドヒート。指は震え心臓がバクバクいっていた。どうしてこんな目に!?

3時間後、無事に許可が降りる。
これで脱・アンノーン。

勉強代として21ドルを2回払った。代行サイトには手数料で4000円取られている。「間違えたんじゃボケ!」としつこくお問い合わせすると手数料だけ返してもらえるらしいが、もうそんな気力がない。
再申請するにあたって「ESTA代行」でツイート検索したら騙された人々が出るわ出るわ。旅慣れしてる人間でもやらかす。Googleくんもさあ、コイツを検索結果上位に出すんじゃあないよ……。

結論:再申請でも問題なく入国できました


この時はまだ余裕


出国編

今回の航空会社はZIPAIR。JALの子会社らしい。
ZIPAIRは格安航空なので機内食もオプション扱いだ。正直そこまで機内食にこだわりがないのでコンビニでいいだろと思っていた。まあそこまではいい。

だいたい離陸の3時間半前ぐらいに成田空港についた。確か11時ぐらい。
14:40に離陸予定。
ローソンでアメリカ用Wi-Fi機器を受け取り、空港内の銀行でドル換金し、チェックイン前に荷物をグダグダと整理して、チェックインが終わる頃には離陸1時間前になっていた。
受け取った航空券を見て、搭乗時間「14:10」の時刻を見る。現在時刻は13時20分だった。
あれ!?ここから保安検査いくのか!?昼飯は!?

カツカツなスケジュールに慄きながら慌ててマックに駆け込んでチーズバーガーとアップルパイをかき込む。
保安検査後にコンビニがあるか否かの判断がつかず、空港内を彷徨い、5階まで登ってローソンでおにぎり、ポテチ、ドーナツを購入。
おにぎりがほぼ売り切れで、辛子明太子明太子マヨネーズかの二択であった。明太子って不人気なんだな……
荷物をバサバサと突っ込み、ダバダバとキャリーを引きずりながらダッシュで保安ゲートに向かう。
大慌てで荷物検査を終えて、搭乗ゲートに到着。
搭乗開始まであと20分。やっと一息つける。
まあいいだろう……。(と、思っていた)

荷物検査時に飲み物を持ち込めないので、ゲート内で買う必要がある。
セブンイレブンの看板が見え、「なんだよあったのかよ!」と思いつつトイレついでに飲み物買おうぜ〜と友を送り出し、荷物を見張っていた。
10分経過。友が戻ってこない。
LINEで「いまどんな?」と聞くと、セブンイレブンに凄まじい行列が出来ているとのこと!
搭乗まであと10分だが!?!!お互いに爆焦り。
私の飲み物も一緒に買うよう頼み、ソワソワ待つだけの嫌な時間を過ごす。トイレは諦めた。
手前の席を取ったので、奥側の席番の人間が搭乗口に並び始めた。
前の方を取ったので「席順的に10分は過ぎてもいける」と友をLINEで励ます。
搭乗2分前、友が無事に帰ってくる!
600mlのバカでかい鶴瓶のミネラル麦茶をゲット。ありがとう友よ。

一体どうしてこんなにギリギリになったのか。
「出発(離陸)時間」と「搭乗開始時間」のラグをあまり考えていなかったのが悪いんだと思う。
あと買い物とかWi-Fiとか換金とかいろいろやってしまった。ただ乗るだけなら3時間で余裕だったはず。これは時間を食うわけだ。
次からは4時間前に空港に行きます(大反省)

結論:成田空港の搭乗ゲートのセブンイレブンは激混みだから気をつけろ。

まあ海外旅行、2年ぶりだからさ……仕方ないよ……(仕方ないか?)

行く前からこんな感じだが、行ってからも中々ひどいのでお楽しみに。(死)


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