フランスのキッチン
皆様、こんにちは。
フランス人の家族と一緒に住んでるわたしとしては、フランスの家庭料理を食べる機会が物凄く多いです。
今日はそんなフランス家庭料理事情を書きたいと思います。フランスと言うには偏っていますが。
家でフランス家庭料理が食べられる環境にいるので、わたしは滅多に外食しません。するとしたら、もっぱらアジアンフードのみ。パリには中華街もあちこちにあり、東京の中華よりも本格的で美味しい気がします。選択肢は東京の方が断然多いんですけどね。あとはタイ、ヴェトナム、韓国料理など。
わたしの家のキッチンは当たり外れがあって、忙しい時期の料理は物凄くシンプル。クレープ(でも手作り)にソーセージ(フランス地方産でめちゃくちゃ美味しい)とかね。初めて食べた時は家庭料理でクレープって普通に出てくるのか、と文化の違いをひしひし感じました。あとはキッシュ(野菜、チーズ等)、オーブン焼きの肉にサラダ、パン(でもこれが一番多い)など。冷凍食品使うのも多いです。
ただし、ホームパーティーになると手が込んだ料理がズラリと並びます。我が家のマダムもとびきり料理が上手ですが、この写真は呼ばれたマダム達が手作りを持ち寄ってた時。これは贅沢でしたね。
メニューが日本では食べる事のないメニューなので、いつもとても新鮮です。マンゴー・サーモン・オニオンのサラダ(これは美味しかった!)、チコリと魚の前菜、トマトのタルト、などなど。レシピを聞くといつも驚かされます。年月が経ったらレシピ本が出せてしまうのでは?と言った感じで、驚きと新鮮さと美味しさに脱帽します。
ちなみにわたしはパリでフランス料理を食べた事は2度程しかありません。どちらも美味しかったけど、家で食べる方がなんとなく贅沢な気がしてしまうのです。外食が高いというのもあります。
サーモンとアボカドとチーズのテリーヌ。手前はキヌアときゅうりのサラダ。この時いらしていたマダムが、多分お料理好きな方だと思うのです。何故ならテリーヌは誰でも作らないし、作れないから。
しかもお歳を召したマダムの方が料理がとびきり美味しい気がします。
熟練の腕前ですね。
フランスだなーと思うのが、食後でデザート前にチーズタイムがある所。しかもパンと一緒に何種類も出て来ます。チーズはパーティー時じゃなくとも何処の家にも数種類あると思います。我が家の冷蔵庫にもいつも数種類あるし、以前ご近所宅にお呼ばれした時もやっぱり数種類出て来ました。
ね? 凄いでしょ?
ヨーロッパの方でチーズ好きな方は、チーズは何処の国も美味しいけどやっぱりフランス、と聞いた事があります。種類の好みもあるとは思いますが、フランスのチーズ文化は本当に圧倒的です。
わたしは自分で買う事はないけど、出されると食べます。チーズは好きだけど、買う程好きでもない、といった感じでしょうか。臭いのも一通り食べれますが、ヤギのチーズだけは好みじゃなく、食べません。
そう考えると、フランス人はよく食べますよね。前菜から始まり、食事をしてチーズを食べてデザート。お腹に溜まる米を食べないからと言うのもありますが、それでもワイン片手によく食べる印象があります。
そしてディナーのスタート時間が遅く、食事にかける時間が長い。我が家は早くて20時スタートで遅いと23時からと言う事も。
この辺は国によって違うのが面白い所です。
こちらはデザートのレモンタルトといちごのアイスクリーム。これがどちらも絶品でした。
前菜からデザートまで手作りなのが、何処の家庭でも普通な気がします。勿論毎日ではないし、普段は圧倒的にシンプルだけど、作る時はがっつり作るイメージ。フルコース手作りなんて、贅沢だと思いませんか?
それとフランス人だけでなく、ご近所のメキシコ、ハンガリーのマダム達の手料理もフランスと自国の料理が混じっててとっても美味しく刺激的だったりします。
少し前に他界されましたが、我が家のマダムのお母様が作ってくれた絶品タルトとかね。料理の先生は母で、絶対勝てない、とマダムも言っておりました。
そしてこれをアップした今日は、オーストリアへ仕事で行って来ます。
オーストリアは2度目ですが前回同様今回も家庭手料理をご馳走になるので、また今度書いて見たいと思います。オーストリアのキッチンは日本人に合う味付けでかなり美味しいんですよ! どうぞお楽しみに。
また近々お会いしましょう🌹
©2010-2019 Maico Tsubaki
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