旅行が苦手
仕事を辞めたとき、
「次何するの?」ってよく聞かれました。
「数ヶ月は休みを取ろうと思ってます」
と答えると、ほとんどの人は
「休み中は何するの?旅行?」って聞いてきます。
たぶんその質問が正解だと思うし、長期の休みが取れたら多くの人は旅に出るんだと思います。
でも、私、旅行が苦手なんです。
旅行に行くよりも毎日ライブや舞台を観ていたいと思ってしまう人間なんです。
たしかに綺麗な景色見たり、美味しいものを食べたりすると、これは東京では味わえないやつだ〜ってテンションが上がります。
だから厳密にいうと旅行自体は苦手ではないのかもしれません。
ただ、そこに至るまでの過程はストレスが多くて、旅行をプラマイで考えると総量ではマイナスという感覚になってしまいます。
具体的に何がストレスかと言うと、
大きく分けて2つあります。
●ニガテ1 : 旅程を決める
他の人が旅行に行ってるのを見ると、「その場所に行ってみたいな」っていう気持ちは湧きますが、そこに行くまでの交通手段・ホテル・旅程を組むのが苦手なんです。
そんな人のために旅行会社の"パッケージツアー"というものがあるんだと思いますが、最近は皆さん自分で旅行サイトやアプリで比較検討して、お得に素敵なプランをササっと組んで、予約する人が多いですよね。
なぜ行ったこともない場所なのに、この立地のホテルがいいとか、エアはこの時間がいいとか、◯時の電車に乗ったらちょうどいいとか、わかるんだろうっていつも思います。
自分で旅程を組むと、乗り継ぎ時間が変に余ってしまったり、徒歩圏内だと思ってたところが、現地に着いてみると「あそこは歩いてはいけないですよ」って地元の人に言われて途方に暮れたり、そんなことがいつも起きます。
そうなると、持て余した時間をホテルで過ごしたり、カフェで休憩したり、いつの間にかスマホで動画なんか見ちゃったりして・・・
あれ?これ東京でやれば良くない?ってなるんです。
●ニガテ2 : 荷造り
出発の日の朝って早くないですか?
休みを有意義に使おうと思ったら、朝早く出発するのが当たり前だと思いますけど、私はだいたい前日の深夜まで荷造りが終わらず、最後は泣きながら荷物をつめて睡眠時間3時間で当日を迎えるタイプなので、旅の1日目は睡魔との戦いです。
でも、なぜ荷造りが深夜までかかるかって?
それは「できる限り少ない容量で充実した荷物にしたい」という欲のせいです。
暑くても寒くても大丈夫な服装でいたい、
洗顔もシャンプーも自分に合ったものを使いたい、
寝るときもリラックスできる格好で寝たい、etc.
この「◯◯したい」を全部やろうとすると、1泊なのにスーツケースで行くことになります。
でもさすがにスーツケースでは行きたくありません。
となると、持ってく荷物を厳選しなきゃいけないのですが、毎回荷物と睨めっこして頭を抱えながらポーチに詰めるので時間がかかります。
前に一度、旅行好きの先輩にこの話をしたら「国内だったらどこでもユニクロがあるんだから何か足りなければ現地で買えば大丈夫だよ」とアドバイスをもらいました。確かにそうだなと思って、秋の箱根に軽装で行きました。
極寒でした。
((( 今こそユニクロ先生、お助けください! )))
早速Googleマップで検索・・・
結果、箱根にユニクロはありませんでした。
そもそも箱根には衣類店がほぼ無く、一番近くて小田原まで行かねばでした。
箱根から小田原って
「ちょっとヒートテック買ってくるね!」
の距離じゃないのよ。
結局、耐えしのぎ帰ってきたのですが、
この教訓からやっぱり荷物はちゃんと考えようと心に誓ったのです。
そんな私ですが・・・
自分で言うのもおこがましいですが、仕事のときはわりと抜かりなく段取りをして、ちゃちゃっと準備できるタイプだったので、この話をすると毎回ものすごく驚かれました。
でも旅行だけは何回やっても苦手を克服できないんですよね。
旅行は準備しているときがいちばん楽しいって言ってる方とたまに遭遇しますけど、本当に心から尊敬します。
そんな私ですが、
今週末は大好きな人たちに会いに行くために
名古屋へ行きます。
しかも一人で。
どうやら台風が直撃するみたいです。
すでにめちゃくちゃ緊張してます(笑)
頑張れ、東海道新幹線!
頑張れ、自分!
荷造りはこれから。
さあ…かかってこい!!
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