ZIZO広報プロジェクトをはじめます。
わたしと「広報」「PR」との出会い
2年ほど前、ある案件でクライアントから、「メディアにたくさん取り上げられたいので、PR目線で企画を出してほしい」と言われたことがありました。
それまでのように、「サイトを見れば言いたいことが分かる」構成やデザインを考えるだけではダメらしい、ということが分かりました。それから「広報」や「PR」の定義を理解しようと、何冊か本を読んでみて、「企業や商品のファクトを、メディアが取り上げたくなるような企画に変化させ、届ける」というのが、広報の役割のひとつのようでした。
結局その案件はいろいろあって形にならなかったのだけど、「広告」と「広報」は考え方から関わる人から方法論まで、似て非なるものなんだな、ということがよくわかりました。
「ZIZOの広報がしたい」と言う自信がなかった
その流れで、ZIZOの広報についても考えるようになりました。会社のことは好きだし、会社の目指す方向性に合わせて、適切なメッセージを適切な人に届ける仕事は楽しそうだ、と思えました。
けれど、当時「ZIZOの広報をやりたいです」と、自信を持って言うことはできず。
「そもそもZIZOは、世の中からどんな会社だと思われたいんだろう・・・?」
「なんでZIZOは制作会社なんだろう?なんで社長の仲島さん川口さんは会社をつくって、大きくしているんだろう?世の中にどんな影響を与えたいんだろう?」
「どんなことをすればそれが分かるんだろう?」
こんな感じのモヤモヤが浮かんで、会社の目指す方向性や、理想のあり方を理解するために、私はどんな行動をすればいいのか、皆目検討もつかない状態でした。
つまりは当時の私にはオーバースペックだったのだと思います。
今ならなんかできる気がする
時は流れて昨年末、川口が大阪の中小企業を中心に広報・PRコンサルをされている株式会社まめの白井さんを紹介してくださり、3人で飲みにいくことになりました。
「プレスリリースをまく」「とにかくメディア露出して広告費換算する」といった業務レベルのことだけでなく、「中小企業が自社で広報をまわせるようになること」をゴールに活動されているという白井さんのスタンスにすごく共感して、その日のうちに「なにか広報の案件を一緒にやりましょう!」という話で盛り上がりました。
私が白井さんの仕事を手伝うという、人材留学的なアイデアもあったのですが、みんなで相談した結果、白井さんにアドバイザーとして入ってもらいながら私が社内の推進役となって、ZIZOの広報プロジェクトを進める、という形を取ることになりました。
以下、私が白井さんに送ったメールから、抜粋。
■私がやりたいこと
・本で読んで得た「こういう仕事なんだろうな〜」というふわっとした状態止まりの広報の知識を「こういう業務をして、こういう価値発揮をして、こういう人からこういう形でお金をもらうんだ!」などいうことが腹落ちした状態にしたい。
・その結果、ZIZOの広報に関して打ち手を考えたり手を動かしたりできるようになりたい
こうして振り返ると、いつの間にか、私のマインドが「自信がない」から「やりたい」へと変わっていたんだなーと思います。その理由として考えられることを残しておきます。
・やりたいことがあるとき、どうしたらできるかな?を考えるための引き出しが増えた
・会社や、仕事や、ZIZO社員のみなさんへの理解が深まった
・社内で「私の意見や考えを大切にしてくれているなぁ」と感じる機会が増えた
・その結果、私が感じる課題感が私だけではなく、他の社員にも通じるものがある気がしてきた
・白井さんの「脳みそタイプ」が私と似ている感じがした。私が言語化できないことも、白井さんがいてくださったら、言語化のヒントをたくさんもらえそうな気がした
人になにかを教わりたいとき、脳みそタイプというか、流派とか、そういうのが合っていることって大事だなーと思う今日このごろです。
自分の学びたいこと、実験したいことが、仕事としてやってもいいよと言ってもらえるというのは、なんらかの価値発揮をうっすらとでも期待してもらえているということだと思うし、それがとてもうれしいし楽しいです。
私にとってもZIZOにとっても価値のあることをしていきたいな。
えいえいおー!
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