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シーンとした赤ちゃんとの時間。人声寂しくなった時にやったこと
赤ちゃんとの二人の時間。
どこか寂しく感じませんでしたか?
息子が赤ちゃんだった頃、テレビを極力見せないようにしてたので、音のない部屋に産後数ヶ月過ごしてました。
はじめての子育てということもあり
寝かしつけた後も、息子のことでいっぱい。
スマホで調べたり、育児本を読んだり。
どうしてお乳をのんでくれないの?
もう少し楽に寝かしつけをするには?
手足がうごかせるようになってきたから、どんな遊びをしてあげよう。
次起きたら散歩にいこう、などなど。
何かシーンとした部屋に、気づく時。
聞こえる音といえば、心の声と、独り言と、赤ちゃんの喃語や泣き声や笑い声、外の物音。
今、世間はどうなってるんだろう?
どんなことが流行ってるんだろう?
ポツンとした取り残された気持ち。
きっと、子育てしてるママには共感してもらえる気がします。
しかし、こんなことが心によぎってることも、物足りなさを感じてることも、あわただしい日々の中でなかなか気づきませんでした。
ある時限界を迎えて、ふと思いついたのがラジオでした。
私の親は夜も仕事で、小さい頃からテレビっ子。ラジオを聴くということはほとんどありませんでした。
ラジオが、私と世間を繋ぎ、孤独な気持ちを癒やしてくれる欠かせないものになるなんて、思いもよりませんでした。
そんなラジオを聴いていくうちに、ふと息子にも聴いてもらうにも良いのでは、と思うようになりました。
ラジオはどんな効果があったか。この5年、息子がラジオとどのように過ごしてきたか、お伝えしたいと思います。
息子に聞かせたいと思ったラジオの良さ
①聴く力の向上によさそう
ラジオを聴くには、話を聴き、言葉を解釈し、それをイメージする力が必要です。ラジオの内容を人に伝えたいと思えば、脳にとどめ(=記憶し)、自分の言葉に置き換え伝える力も必要になります。
言葉が発達する3才以降の刺激になることが期待できると思いました。
②語彙の豊富さ
画像がないので、すべて言葉で伝えてくれます。テレビでは見ただけで色んなことが伝わります。例えば、天気の状態、食べ物の見た目、ゲストの格好などとかです。また、テレビでは人の表情や空気感、対人関係までも視覚から感じ取ってますが、ラジオはすべて言葉で伝えくれます。
語彙力向上としても、期待できる感じです。
③ラジオで流れる情報の多彩さ
ラジオは一つの番組で取り扱う情報が多いです。天気予報から地域イベント、道路情報、ニュース、曲やそれに関連する情報など。
分からないこともいっぱい言葉で流れてきます。テレビでは映像でなんとなくわかることも、ラジオでは自分で聞き取らないと、全く分からないのです。
これは、伝える能力の向上に期待できます。
例えば、
ラジオでイベントの話をしていたとして、
息子:”鬼滅の刃の話をしてたよ”
私:”どんなこと話していた?”
息子:“何かやっているって。”
私:“何をやっているって?”
息子:“わかんない”
私:“また教えてね”
では、行きたいところに行けず、失敗!
何度も聴いていくうちに、”鬼滅の刃のイベントが〇〇でやってるって。行きたいよ”ここまで聞き取って、大成功です😄
そして、なんといっても、ママがやりたい事が、息子に良いなんて、サイコーです✨✨✨
ラジオを取り入れていく
ただラジオを流す。最初はこれだけやってました。
ある時、子育本によく書かれてあること、思い出したのです。
書いてあったのはこんなようなことでした。
曲は流れてても子どもには聞いてない。
一緒に踊ったり歌ったりしましょう。
たしかに、日頃何か流れている部屋は、赤ちゃんからすれば、外の車の音と一緒です。
ラジオが流れていることを息子に伝えることをしていきました。
・知ってる曲が流れたら歌う。
・ラジオの話題について、息子に話しかける。
喃語の息子にも、5歳になった息子にも、ラジオは日常会話のネタにしてきました。
ラジオのある生活を過ごして
5歳になった今では、テレビやスマホ全て禁止ではないのですが、息子の好きなメディアにラジオが入ってます。
成長とともに、自分なりに楽しめるようになりました!
1-2歳位の頃
知ってる曲が流れると口ずんでました。
こんなこともありました。ドラえもんのどこでもドアで、遊んでいた時です。ドアをパカっと開けた瞬間に、ドラえもんの曲が流れ始めたのです。”あっ!ドラえもんだ!”と、息子と顔を合わせて、わらいました😄
3歳位の頃
気に入った曲が流れると、Spotifyのマイリストに登録するようになりました。
また、”きょうははれるんだね”と天気予報をよく伝えてくれることも増えました。
4歳位の頃
ラジオの中で流れる言葉を聞いてくるようになりました。逮捕って何?三重ってどこ?という感じです。
保育園で流行ってる曲が流れてくると、保育園の話をしてくれるようになりました。長期記憶の証です✨
ニュースでイベントとかあると、ここ行きたいとかいうようになりました。
5歳(今)
日本昔話やこども相談室などを自ら聞くようになりました。
子ども相談室に参加したいというようになりました。
幼稚園での取り組み事例
幼稚園でラジオでお話を聴取する取り組みが紹介された記事を見つけました!子どもの話す力がラジオで強化されていく、その過程で生じた反省や工夫が書かれています。
子どもの言葉をうまく拾い、上手な言葉かけをするって、難しくないですか?
この記事は、保育プランも公開されてます。お話を想像すること、そこを聞き逃さず、伸ばしてあげること。発問の仕方、取り組み方など、具体的なやりとりが子どもと接する時のヒントになります!
たとえば、お話を聴いた子どもの呟きとして紹介されてた事例
「そもそも、おじいさんがカニを拾ってきたからこんなことになったんやで」「きっと、おうちに食べるものが無かったからおばあさんが食べてしまったんとちがう?」と、お話を想像したり登場人物の気持ちを考えたりする姿が見受けられました。
(上記記事より引用)
そういえば、ラジオを聴いた息子も”そもそも〇〇してなけりゃ”と言ってたこと思い出しました。
そうせざる気持ちを切々と説いてしまった私。
あの時、息子の発話に上手く話を合わせれなかったこと、自省しました。
この記事では、さらに発展して、関わり合いの仕方を工夫すると、聴く力だけでなく、表現する力や共感する力アップすることも書いてあります!
こういう具体的な内容は、とても勉強になって助かります。
科学的な視点
ラジオと脳の成長の関係を調べた実験もあるようです。脳番地のどこが活性化されるのか、2週間の期間を比較をした実験が紹介されてます。
脳番地の何を活性化させると、子どものどんなところに良いのか?何を目当てにしていると、どんな脳の影響を知っていく必要があるのか、もう少し知っていきたいところです。
最後に
ラジオの効果を伝えてきたのですが、5歳になった今、スマホやテレビも見てます!
話は逸れますが、最近ではスマホが子どもの脳の成長を阻害したり、スマホ依存性が強くなったりという科学的根拠も出てきているようです。
スマホ、パソコン、プログラミングなど、情報機器を何をどこまで教えて、どこを制限をかけるか、簡単に答えが出せないので、悩み中です。
ただ、youtubeの刺激は最強で、4歳の頃からとても見たがることが増え、癇癪起こすことも。今は見る時間を決めてもらってます。
そんな中でも、映像メディアと駆け引きに、情報を伝える手段としては少し弱いですが、息子はスマホあるいはテレビを約束の時間まで見終えてしまうと、自らラジオ流すようになりました。
スマホの刺激に慣れる前に習慣化して、ラジオを取り入れるのはいいと思いました😄
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