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いつか産もうとしている人が今やるべき事

妊娠したい時に不妊に気付くのでは遅い

「この状況では自然に妊娠することは難しいです」

妊活一年が過ぎて不安に思った矢先・・・検査後に言われた先生からの一言でした。私たち夫婦の「長期計画」がガラガラと崩れ去った出来事でした。

私たちは結婚後、妊娠出来る体質なのか検査せず、2年も妊活を遅らせたこと、これが私たちの失敗です。運良く2人の子どもを授かることが出来ましたが、不妊症の二年という期間はとても重要。年齢が若いうちの方が妊娠確率が上がるためです。

コロナ禍で「産み控え」をしている人。私たちのようにキャリアを優先している人。それぞれの状況下で遅らせる事は重要な意味を持つことになるかもしれない。そういう思いで私たちの失敗談を書きたいと思います。

子どもは欲しいけど数年後、と思っていた頃

私たち夫婦は結婚してから、協力体制を築いてきたり、短期〜長期的な目標を共有したりとする中で、子どもについても話し合っていました。

結婚して数年、二人の時間を楽しみたい!
キャリアを積んでから、育児に入りたい!

これが2人の意見。子どもは2人とも大好きで2人で育てる、というのが目標。当時、30歳になったばかりで健康な私たち。話し合って、二年後に妊活することにしました。

いざ妊活を初めて1年・・・なかなか子どもが出来ない

基礎体温を付け、5月生まれになるよう計算したタイミングで妊活開始。都心部に住んでいるので、保育園は入園しやすい0歳入園を狙いたい。そのため5月生まれでタイミングを定めようとまで話していたのです。結局、その回はうまく妊娠しませんでした。

「まあ、6月でも7月でも良いか・・・」

なんて考えながらも試しますが、また妊娠しない。そんなに上手くいかない事に気づき始めました。そこでこの月で産もう、とタイミングを狙うなんて難しいのだと気づいたのです。

そして一年経過。

焦りが生じて調べると、ちょうど私たちが妊活を始めた2015年から「不妊」の基準が変わっていました。

 「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。 日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています

以前は「2年」だったのが「1年」になっていたのです。

健康的と言われていた私たちが、まさかの不妊症と判明

不安に思った私は即座に産婦人科に行き、検査を受ける事にしました。夫はそこまで不安ではなく、検査にも乗り気ではありませんでした。まずは私が検査。1ヶ月かけて色々な検査を行いましたが、異常無し。最終的に、夫にも検査を受けてもらうと・・・・男性不妊の一つの病態「乏精子症」と判明しました。

乏精子症・運動無力症
精子の数が少ない人を乏精子症、精子の運動性が悪い人のことを運動無力症と言います。精液1mlあたり1500万以上の精子数、40%以上の運動率を基準としています。乏精子症、運動無力症の原因は様々で、特定されないことが多いです。(日本Men'sHearth医学会HPより)

「自然妊娠は絶望的」・・・不妊治療へ

精子の量を鑑みると、自然妊娠は絶望的だということが判明。その後、正確な排卵日を病院で確認してタイミング法を経て、人工授精にまで進むようになりました。あまりに値が低く、何度も失敗を繰り返すことで、心が少しずつ傷ついていきます。

最終的に私たちは運良く2人の子どもを授かることができました。(しかも難しいと言われていた自然妊娠でした・・・これは別の記事に書きました。)

が、結婚当初の慢心と中途半端な計画に今でも後悔しています。

いつか子どもが欲しい人へ

私たちのようなキャリアを優先して、家族計画を先送りに計画する方も多いと思います。そんな時には、是非、夫婦ともに事前に不妊の原因となるような疾患の有無を調べることを、おすすめします。「不妊ドック」という名称で産婦人科で行っています。少しお高いですが、万が一、不妊治療が必要な場合はもっと高額な費用がかかることを考えると、産み控える期間の保険と思っておくと良いのかなと思います。

私たちもそうでしたが、不妊治療に取り組むカップルの半分は男性にあると言われています。ブライダルチェックは女性のみを対象にしている例も多く、不妊ドックよりも検査内容が少ないようです。ぜひ男女ペア対象の「2人チェック」を行ってみることをお勧めします。(※2020.2.8 追記 ブライダルチェックから、不妊ドックに変更しました。)

雨宮ふみさんが不妊ドックの体験記を投稿されていますね。ご興味がある方は見られても良いかもしれません。↓

おしまい⭐︎



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