不登校4

教室内のことは実際に見ていないから私は判断することはできない。
ただ、娘は教室に入れなくなった。
娘から聞いた話を記す。

入学早々にあったトラブル


不登校になる前からよく名前が出てくるクラスの子がいた。
最初の席で後ろに座っていて、初めて声をかけた子だった(以下、○○)。
入学して数日後にちょっとした行き違いがあったようで、娘が謝ると「しつこい」「明日になったら許してあげる」と言われ、ショックを受けた娘は「学校行きたくない」と号泣した。
私はすぐに連絡帳に書き、担任からは本人たちから話を聞いてみます、と返信があった。

娘が謝るときにしつこい(いいよと言われるまで誤り続ける)のは知っていたから、ちょっとしたトラブルだろうと思っていた。

その後、「○○からお腹にパンチされた」と言ってきたことがあった。担任に話したのか聞いたら、伝えたとのこと。先生に怒られたが、○○は「やっていません」の一点張りで渋々謝ってきたという。
また、不登校の入口あたりで、背中を突き飛ばされて痛くて保健室に行ったとも言っていた。

面倒くさい子だな…と思っていながらも、不登校の要因は別の要素が強いと考えそのまま放置していた。

もっといろいろなトラブルがあった!?

不登校になってから、ポツリポツリと話し始めた。
腹パンチ、背中ド突き以外に、顔を叩かれる、おでこに爪を立てられる、わっと驚かされ(娘はすぐに驚く。保育園ではする方される方も反応を楽しんでいた)、「ビビったー!」と笑われる。
言葉での攻撃もあった。「なんでそんなに太ってるの?」「友だちまだできないの?」「△ちゃんがあなたのこと嫌いだって」「お風呂入ってないから臭い」「きたない。服がぼろい」「ボロの家に住んでるんだー」「(あなたが)きらい」
(ただし、これは○○だけの発言ではないようで、そのあたりは娘が曖昧に濁している)

これらは娘から積極的に話してきたわけではない。
最近やたらにわたし、太っている?と聞いてきたことで誰かに言われたのか尋ねたら話し始めた。
「私は私が嫌い!くさいからママ近寄らないで!」と夜号泣するので聞いたら、話し始めた。

よく考えると、発作が初めて出た際の直前の言葉が「私は学校のみんなに嫌われている」だった。

ニオイについて言われたあと、不登校になるまでは「くさいとみんなに悪いから、休み時間は机から離れないで一人で座っていた」という。
何しているのか聞いたときに、みんなのことぼーっと見てるだけ、と当時言っていたことも思い出した。

娘から担任への訴え

では、娘はやられっぱなしで閉じこもっていたのかというとそうではない。
担任に伝えていた。
が、○○が呼び出されて怒られることもあったが、○○は強要されて謝罪しており、それも娘にとっては不満だった。
○○になにかされると、担任に伝えていたが「それはイタズラだから」「それはふざけているだけだから」と、娘が気にしすぎというようなことも言われていた。授業が始まる前に相談し、「また休み時間に話しましょう」と言われて休み時間に話に言ったら「そんな約束してません」と言われて仕方なく席に戻ったこともあった。
娘が「教室ではいやなことしかない」「誰も私をみてくれない」というのは、単純に友だちができなかったわけではなく、イジメとそれについて訴えても気にかけない担任が原因の可能性もある。

面倒くさい認定されたかもしれない娘


まだひどい言葉を言われる前のことだと推測するが、娘は○○に「何か悩みごとあるの?」と聞いたらしい。○○は「あるけど、ない(あるけど、言わない。あるけど、教えないということか?)」と言ったらしい。
娘になぜそんなことを聞いたのか尋ねると「私をいじめるから、なにか悩んでることがあるのかなーって思って」と。

担任は、何でもかんでも訴えてくる娘(ちょっとした怪我でも先生に訴える)が甘えだと思ったのかもしれないし、娘にだけ構っていられなかったと思う。○○も娘が言った言葉に深く傷ついたのかもしれない。

問題は、娘が○○言葉や担任の対応に深く傷つき夜号泣し、自己肯定感をとことん下げていること。
そして学校側の対応だろう。

証拠はないし、私もすべて娘の言葉を鵜呑みにすることはできない。
スクールカウンセラーを通してこれらのことを伝えると、だいたい翌日には担任から連絡がある。
担任からは「○○に聞いてみましたが、覚えてないとのことでした。申し訳ありません」と言われる。
覚えてないなら仕方ない…としか私は言いようがない。そこを問い詰めていく体力精神力を使うよりも、娘のケアに力を注ぎたいからだ。

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