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日常を一緒に積み重ねるからこそ撮れる、普段の風景。裏に住むほぼ家族のような若者カメラマンのお話。

我が家には家族のような、ほぼ家族が多くいます。
夫が「一緒にご飯を食べ続けたら、家族になる」というようなことを昔言っていたけれど、本当にそうだなと思っていて。

その一人(長男のような?)が、
裏の家に住む24歳の若者で、池田家の写真をいつも撮ってくれる「ぺぺ」。

うちの息子の親友でもある存在(おそらく)。

ぺぺの特技は、さりげなさ。
影を消すことができる特殊能力を持っているのか、
本当に気づかないうちに、さりげなく我が家の日常を撮ってくれるんです。

私が第二子の陣痛中。ぺぺのおうちでくつろぐふたり。
このショットもお気に入り。

夫がカメラマンだけれど、そうなると父だけいつも欠けてしまうので、家族のようなぺぺにお願いして、池田家の普段を適当に撮りためておいてほしいとお願いしました。
池田家のアカウントまとめはこちらから

インスタにぺぺから見える池田家の日常をアップしてもらうことに。今は、池田家の暮らし・
子育て by 母 が多く投稿されています!来月から夫婦ラジオもはじまるよ◎

そんなぺぺに自己紹介を頼んでみたら、
とんでもなく素敵で、うれしくて涙が出て、
インスタに全部載せたいと思ったけれど、
載せると長くなってしまうので、ここに全文を記すことにしました。

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はじめまして。 
いまは写真を撮ったり絵を描いたり音楽を作ったりご飯を作ったり、
楽ちゃんとすごしたり、お風呂にはいったり、
しあわせに生活していくにはどうあればいいか考えたりしながらも
池田家の真裏の家に ゆるく暮らしている ぺぺです。

ぺぺの視点・まなざしは、いつだってやさしい。



なんで僕は 池田家とこんな関係性になれたのか いまだに考えます。

思い出します。 
そのひとつに 楽ちゃん、感ちゃん、きーちゃんという 大事ないのちを、
僕が気を抜いたら死んでしまうかもしれない大事ないのちを、
舞さんと浩基くんが ただ僕にあずけてくれたこと。
そしてその命を いとおしいと、感じた時からはじまったのではないかと今はおもいます。 

自分の子供ではないと分かっているけど 
くしゃみもあくびも泣き声も笑い声も 
おしめを新しく取り替える時のうんちのにおいも 
抱っこした時に感じる重みもぬくもりも 
服に染みつく涙もはなみずもよだれも 
抱き疲れた自分の身体も 
家にいる時 すこし遠くから聴こえる
感ちゃんの遠吠えも、
いとおしいと感じる 
いとおしいと感じ疲れるほど 
感じていた。 

この先ぼくがどうなるかは分からないけど 
何度も何度もそう思えた時間が僕の人生に
たしかにあったことが、 
どうしたら 
自分のそばにあるいのちが 
愛されていると感じてもらえるような 
愛しかたで 愛を伝えられるのか 
想像するきもちを 
よく育つ土のように 
豊かにしてくれたか
わかりません。 

僕と池田家を分つものは 
この身や呼び名のほかにいまは見つかりません。
ほんとうにそう思うなら 
僕はこの関係性を 
どんな名前で呼ばれてもいいです。 

家族についてまなぶことは 
あいについてまなぶことでもあると思います。
あいについてまなぶことは 
それぞれのしあわせについてまなぶことでもあると思います。 
それは 自分のそばにいるいのちが 
どうしたら 自分がいなくても 
しあわせにあれるのか 
想像して、伝えて、とまどい、
まちがえても あやまり、ゆるし、わすれ、
また想像し、 共に育てるものなのだと 
まなぶことでもあると 
今は思います。 

舞さんとひろき君は 
僕にそのことを言葉だけでなく、 
伝え続けてくれました 
僕がそれに気が付かず 
また気が付いていながら 
僕が枯らしたり、
腐らせてしまったこともあります 。

お互いがどうしたら 
助けあい、心地よく暮らせるのか
創像しあうことは、 
ただのご近所さんを 
家族とも呼べる関係性に育てうるのだと 
この4年間に学びました。 

もし、そこで暮らさなければならない という状況になっても 池田家は、きっとどんな環境でも 
その場所で遊びを見つけて 
しあわせを感じて暮らしていける家族だと思います。
たまたまその真裏に住んでいた僕は 
池田家からその「なにか」をいつのまにか、
学んでいるのだと思います。

そしてその 家族の風景を僕は写真にのこし、
伝えることが、僕の眼差しを伝えることが、  
僕なりの愛の伝え方のひとつだったのではないかと、いまは思います。 

池田家の「あい」が 身近なところから 
もっと地球に広がって 
たとえ自分自身とひとりきりのときでも 
しあわせを見つけて たのしく暮らしてゆくには 
どうしたいか想像し 
そのために変化し続けられるようであれば 
自ずと生活は豊かになっていくのではないかと思います。

ぺぺとの関係性がどうなっていくのか、私たちもとても楽しみ。