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五感を満たせば気持ちも満たされる?~エネルギー循環のススメ~

みなさまこんにちは、彰子(しょうし)です。
今日の東京も半袖の陽気。
朝晩と日中の気温差が大きい時期ですね。

今日は、五感を満たすことと心の満足度の関連性について、
私なりの考えをお話したいと思います。

皆さんは、
とても美味しいものを食べているのに、
とても清々しい自然の中にいるのに、
とても素敵な音楽を聴いているのに、
なぜか、空虚感を覚えることはありませんか?

私も先日、喫茶店でパフェを食べたとき、この不思議な感覚に陥りました。

味は確かに美味しい。
見た目も美しい。
フルーツのいい香りがする。
店員さんも親切だ。

なのに。
食べているときに、物凄く満たされない思いを感じました。

五感はすべて満たされているにも関わらず、
嬉しさや満足感がこみ上げてこない。
むしろ、寂しさがこみ上げてくる。
空虚感でいたたまれなくなる。

五感を満たすことと、そこから気持ちの満足感を得ることは、別物なんですね。

もちろん、「充実感や満足感を得るために五感を満たす」というアプローチをすることは、
体感覚で掴みやすいプロセスであり、結果的に満足感を得る確率は高くなります。

ただ、五感を満たしたからといって、必ずしも満足感が得られるわけではない。

五感を満たすことは、満足感が得られることの必要条件ではありますが、
十分条件ではない、ということです。
(・・平安の姫君とは程遠い、マニアックなリケジョ全開ですが。)

では、どのようにすれば、五感を満たすことで必ず満足感が得られるようになるのか。

その鍵は、エネルギーの循環だと思います。

会話や交流といった、他者とのエネルギーのやり取り。
それが難しい場合は、inputとoutputの両立

具体的に言うと、
誰かと一緒に美味しいものを食べると、より一層満足感が得られる。
誰かと一緒に美しい自然を見ると、より一層感動する。
コンサートホールの生演奏のほうが、心に響く。

「美味しいね」と話をしながら食べたり、
一緒に歩幅を合わせて自然の中を歩いたり。
素晴らしい生演奏を聴き、賞賛の拍手を送る。

これらはすべて、他者とエネルギーの交換をしているのです。
だからこそ、満足度が高い

ただ、このコロナ禍において、人々の交流が制限され、
生きたエネルギーの交換が難しい昨今。

一人でも、そしてオンラインでも、エネルギーの循環を起こせることがあります。
それは、「outputすること」

一人で美味しいものを食べたら、「美味しい!」と声に出す。
一人で自然の清々しさを感じたら、「この公園、とっても気持ちいいの!」と親しい人にメッセージで伝える。SNSで発信する。
自宅でオンラインライブを視聴したら、「素晴らしい演奏でした!」と称賛のコメントを送る。

五感が満たされる体験をしたときには、
受け身になるだけではなく、自らエネルギーを放出することで、
心の満足度も上がっていく

そのように感じます。

ポストコロナの時期を迎えても、
オンラインが全てなくなることはありません。
なぜなら、オンラインには沢山の恩恵があることに私たちは気が付いたから。

オンラインだからこそ、遠くの誰かと繋がることができる。
オンラインだからこそ、以前よりも容易に非日常体験ができる。

コロナ前よりも、自らが望む五感の満たし方は増えたように感じますが、
そこで、表面的ではなく、より一層満足感を得るために。
エネルギー交換を意識してみてはいかがでしょうか。

金木犀の香りが季節を感じさせてくれる、この時期。
天秤座で迎えた新月は、徐々に膨らみを増しています。
そのような季節と時間の移ろいを感じながら、
今日も穏やかな時間が過ごせますように。

彰子(しょうし)

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