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【水瓶座満月】〜相手を通して自分を見つめ直す〜

こんにちは、彰子(しょうし)です。
全国的に災害級の酷暑が続いていますが、体調にお変わりはございませんでしょうか。

天空では、8月2日 3時32分、水瓶座の位置で満月を迎えます。

次の獅子座での新月も見据えると、ここからの一ヶ月は、「自分を構築しなおすこと」がテーマになりそうです。

そのうえで、今回の満月では、
「相手を通して自分を見つめ直す」ことがポイントになりそうです。

1ハウスにある獅子座の太陽と、
7ハウスにある水瓶座のお月さま。
真向かいの両者を繋ぐように、しかし色々な影響力を持っているのが、
牡牛座にいる木星です。

自分軸を太くし、自らという存在を奮い立たせたい太陽と、
もっと周りを見なよ、自由な視点でいいじゃん、という月。
そのどちらの気持ちも拡大させようとする木星。
両者のいいとこ取りをして、
「相手を通して自分を見つめ直す」という意識で過ごしてみるのが良さそうです。

初めから自分だけにフォーカスするのではなく、
他者という対象がいることで、
相対的に自分は何がしたいのか?を見つけるきっかけになりそうです。

今回の満月のクラシックとして私が選曲したのは、
【アルフレート・シュニトケ作曲 長崎】です。

あまり馴染みのない方も多いかと思います。
まず、この曲を作曲したアルフレート・シュニトケは、旧ソビエト連邦を中心に活動した、ドイツ・ユダヤ系の作曲家で、
映画音楽、クラシック音楽、ジャズなど、
多種多様な音楽を融合させ、独自の音楽観を確立させた作曲家です。
この曲は、長崎の原爆投下を題材にした作品で、
全部で5楽章で構成され、
旧ソ連の詩歌集「詩歌の日」の中の詩
、『長崎・悲しみの都市』を基に、
全5楽章で構成されています。

原爆投下による悲しみ、絶望、痛みを唄ったあと、
最後の5楽章では「平和の太陽」として、
平和への強い意志を表現しています。
原爆投下という辛さを味わったからこそ、その対極にある平和を願う。
今回のホロスコープも、他者を見ることで、対極にある自分自身を見つめ直すことに繋がる。
対極を知るからこそ気付くことがある、という点が、
満月ホロスコープとこの楽曲の共通点です。

8月9日は、長崎へ原子爆弾が投下された日。
この原爆、長崎は第二投下目標だったそうです。
第一目標は、福岡県北九州市。
八幡製鉄所の鉄鋼製造地帯を撃墜させることが目的だったそうです。
北九州で育った私としては、
この日は特別な思い入れがあります。

今回はその私情も交えて選曲した部分もありますが、
世界的な平和が望まれる今日だからこそ、
過去のツラい出来事から学ぶことも必要です。
それによって過ちを繰り返さず、より良い未来を創造していけるはずです。

今回の満月が、希望と平和に満ちた未来へと続く光となりますように。

中宮彰子



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