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義母との同居を解消したい!⑧

ご覧いただきありがとうございます。maiと申します。夫と小学生の息子、そして義母と一緒に暮らす平凡な主婦です。

結婚して翌年には新居を購入、そして入居後に子どもを授かり一見、順風満帆な人生のように思えていましたが、義母との関係が悪化の一途を辿り、とうとう裁判にまでもつれ込んだという、平凡な主婦です。

このお話は、義母との同居という選択をしてしまったが故に、精神的にも金銭的のも追い詰められた我々夫婦の戦いと、その行く末をお伝えする、我が家の物語です。


 これまでのお話はこちらをどうぞ↓

これまでの『義母との同居を解消したい!


⑧【義母との同居生活】


壮絶な夏休みを経て、時は流れ…

 

 

私は仕事を辞めた。

 

 

異動先での役目もある程度果たし、次のステージには進むことは選ばず、辞めることにした。

 

もう疲れたのだ。見知らぬ土地で、時間の許す限り働き、一区切りついたと思ったら、急に疲れが襲ってきた。

だんだん考え方も後ろ向きになり、向上心も無くなり、この生活を続けていくことに危機感を抱いて、逃げるようにして愛しの我が家に帰ることに決めた。

夫ともよく相談して、私だけ先に帰ることにした。夫はまだ、やることがあるとのことで、単身赴任して次のステージに進むことを選んだ。

 

一時的にではあるがお互い別の土地に暮らし、離れて生活をすることに不安が無かったわけではない。

愛しの我が家と言っても、私にとって家に戻ること=義母との同居を意味するからだ。

それでも私は帰ると決めた。

新たな一歩を踏み出すことに希望を見出していた

 

こうして私と義母の奇妙な同居はスタートしたのだった。

 

 

「義理のお母さんと同居」という話をすると、たいていの人は驚いた。

実の親とも、自立してから同居していないのに、たいして知りもしない夫の親と一緒に暮らすのだ。そりゃ当然の反応だろう。

「大変だねぇ」「うわー無理ー」などと言われたが、私は全く気にせずに、その都度こう説明していた。

 

「シェアハウスと割り切れば、たいして大変じゃない」

 

そう、当時の私は本当にそう考えていたし、義母との関係も問題なく、むしろ良好だったのではないかと思う。

 

同居開始直後は、先に暮らしていた義母が、自分がどのように掃除や家のメンテナンスをしてきたかを披露され、これからは私がそれを行うよう強要されかけたのだが、丁重にお断りした。

掃除は、使っていて汚れたらその都度するし、その頻度などを指示される必要はない。

必要だと思ったときに、そう感じた方がやればよい。
と思っていたから、その旨を最初にハッキリと伝えた。

 

また、家に戻ってすぐの頃、まだ次の仕事を見つけておらず家にいた私に、義母から家事を指示され、「〇〇の掃除は毎日やってもらわないと困るわ、ほら、主婦なんだから」という言葉が出た瞬間、私は義母にブチ切れ

「主婦という言葉を二度と使うな」と反撃した。

義母の掃除ペースに合わせるつもりは全くなかったし「主婦=家事のすべてを担う者」と強要されている気がして、拒否反応を示してしまったのだ。

 

私も早くから一人暮らしをしてきたので、これまで必要な家事はそれなりにしてきたつもりだ。

共有スペースだって、自分で汚したのなら掃除するし、使ったら片付ける。

お互いにいい大人なのだから、自分のことは自分でする
それでいいではないか。

 私のその発言に対して、何か言われることはなかったし、家事の指示を受けることは無くなったのだが、義母が行った家事についてアピールされるのは相変わらず続き、特に気にすることなく互いのペースで家事をしていた。
まぁやってもらったら、お礼の言葉くらいは伝えたけど。

それでも、私は、帰宅時間が遅い義母に夕食を作ってあげたりもした。
これは自分も分を作るついでだったし、指示をされてやったわけではない。

お互い自分の使った食器は自分で洗い、自分で食器棚にしまった。

 

言いたいことはきちんと伝え、それによってギクシャクすることも無く
後からブツクサ言われることも無かったので、それで良かった。

 

そんな感じで良好な関係性が、続く…訳もなく…
私には次のステップが用意されているとは…


この時は全くもって予期していないのであった。




つづく


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