しょうもない日記 #3|独り言
一人で家にいる時って、独り言が多くならない?
私は一人っ子で、一人になる時間が多くあったからなのか、一人の時にすんごい喋る。
一人で自分と会話してる、みたいなことはよくあって。
何なら小さい頃は、「りんごちゃん」なる架空の友達を作って——別に友達がいなかったとか、そういうわけじゃないよ——その子と会話するていで独り言ちていた。
名前の由来はまったくもって覚えてないし、イマジナリーフレンドをいつ作ったのかだって定かではないけど、存在してたことは確かだし、よく家のトイレの中でお話ししていたのも覚えてる。
というか、なんかイマジナリーフレンドって言うと急に悲しくなってくるな。
まぁ、とにかく私は小さい頃から一人になると独り言が増える。
今日も久々に一歩も外に出ない日で、かつ、家に一人だった。
だから、それはもう喋った。
思ったことを全部口に出さないと死んじゃう病にでもかかってるんじゃないかってぐらい、思い浮かんだことはほぼ口に出していた。
「腹減ったー」とか、「疲れたー」とか、「やば」とか、そういうありがちな独り言はもちろん、
「消しゴム使わないでいけると思ったけど、やっぱ書き間違えたし」
「まぁ、書き間違えないでやるぜ、って思うと余計失敗するよなー」
「ほんとそれな」
って感じの会話形式の独り言も多発してた。
この会話型独り言のしんどいところって、独り言ちた後の静寂なんだよ。
シン、って静まり返ってるのが、「お前一人で何やってんの?」って言われてる気分になる。
正直自分でも言った後に思ってるし。
こいつ一人で何喋ってんだろう、って。
別に静かな空間が苦手とか、喋ってないと落ち着かないとか、そういうタイプではないんだけど。
何でだろうね。
一人だとすっごい喋ってるんだよ。
ふっしぎー。
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