製造業PMIとは



景気動向の先行指標PMI

正式名称はPurchasing Managers’ Index。
PMIは購買担当者景気指数のことで、企業の購買担当者に新規受注や生産、雇用の状況などを聞き取り、景況感を指数化した景気指標

製造業と非製造業に分けて発表される。特に製造業PMIは鉱工業生産や雇用統計などと比べて、景気動向の変化をいち早く示す指標として市場関係者から注目される。

PMIは50を上回ると好況、下回ると不況とされる。国・地域別の指標に加え、主要国をまとめたグローバルの指標もある。米国や世界景気を左右する中国などの注目度が高い。

一方、新興国・途上国「グローバルサウス」の一角、インドは57.7と好調を維持している。

内需に加え、バングラデシュなど周辺国の需要を取り込んでいる。53.2だったメキシコは輸出企業を中心に、米国の「脱中国」の恩恵を受けているとみられる。

日本の製造業PMIは

日本の7月の製造業PMIは49.6と2カ月連続で50を下回った。半導体不足解消で自動車生産が持ち直し、減速は比較的緩やかだ。現時点では総じて好調を維持している日本の上場企業も外需減少の影響は避けられない。

製造業PMIは景気動向の変化をいち早く示す指標であり、製造業が回復すると、サービス業PMIに波及して景気全体を動かしていくとされます。
こういった指標で世の中の流れを判断できるようになりたいです。

今日のソラモヨウ

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