【感想】なぜ僕らは働くのか

池上彰さん監修の「なぜ僕らは働くのか」を読みました。感じたことをお話しします。

この本は学生向けに作られた本ですが、社会人の私も、原点に戻って「働くこと」について改めて考えることのできる作品でした。

社会人となり毎日忙しく働いていると、自分の仕事が存在する意義を考えることも忘れて、
ただ言われたことをこなす毎日になっています。

そんな私ですが、この本を読んで、改めて自分の仕事との向き合い方を考える事ができました。


私は1995年1月生まれの25歳で、2017年に大学を卒業し、卒業後は新卒で今の会社に就職し社会人4年目になりました。

幼い頃から、わたしにも将来の夢がありました。
大学生になってからもその夢を目指していましたが、いざ就職活動を始めると、希望業界の企業からは内定を貰うことはできませんでした。

しかし沢山の企業の採用試験を受け、いざ今勤めている会社から内定をもらえたときは本当に嬉しかったです。
希望業界ではなかったですが、新たな気持ちで頑張ろうと前向きな気持ちで就職しました。


働き始めて4年が経ち、辛いこともありましたが今日まで毎日働き続ける事ができています。

ですが「なぜ僕らは働くのか」を読み終えた後から、ずっと、「わたしはどうして今の会社で働いているのだろう?」という疑問が頭から離れなくなりました。

もちろん理由は沢山あります。

ですが、本当にやりたい事ではないのだ。という気持ちが溢れてきたのです。

幼い頃から憧れていた仕事への気持ちはずっと消えていません。この本を読んで、自分の中にあるその気持ちに、気づくことが出来たのです。


就職活動で内定を貰えなかったとき、
「夢を叶えられない事もある」と悲しい気持ちを落ち着かせ、「また新しい夢を今から見つけよう」そんな気持ちで今の進路を選びました。

その選択は間違っていなかったと思っています。

でも、もう一度初心に返って、自分の素直な気持ちに向き合ってもいいのではないか?とふと思ったのです。

私には夢を叶えることはできないと、自分で自分を否定する必要はないのです。

気づいた素直な気持ちから目を逸らさずにいれば、いつか現職で近い仕事が出来るかもしれません。運が良ければ、憧れの仕事に携わる機会が訪れるかもしれません。

そんな希望を持って仕事と向き合いたいと思いました。

この本は、毎日忙しいと忘れてしまう自分の気持ちを、思い出させてくれる1冊でした。
学生だけでなく、社会人でも読む価値のある本だと思います。


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