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「風」が吹けば、MリーグのMVPになれるのか?

こんにちは。マースイです。
今回は、前回の「九星気学で麻雀の「風」を読んでみる」の具体的な例として、MリーグのMVPを題材に見ていきたいと思います。

MリーグのMVPと言えば、そのシーズンで最も活躍したプレイヤーに与えられる名誉ある賞であり、麻雀界の中でも注目度が高いものだと思います。

2021-22シーズンはご存知の通り、瑞原プロが獲得したわけですが、ちょっとしたサプライズでしたよね。瑞原プロは個人的にも好きなプロですが、それまでの過去2シーズンはマイナスポイントで終えていたことやタイトル実績などを考えても、シーズン前のMVP予想で瑞原プロの名前を挙げていた人はそう多くないのではないかと想像しています。

そういった理由もあり、瑞原プロには「風」とか吹いていたんだろうか、と勝手に興味を持ち、過去4シーズンのMVPの方々を調べてみました。

すると、直近3シーズンにおいては、同じような「風」らしきものが吹いていたのではないかという結果を得ました。以下で詳細を説明します。

・九星気学を使った「風」の調べ方


(パズルみたいのめんどくせーなって方は飛ばしてくださいw)

特定の日が分かれば、その日の九星がわかるので、試合日の九星と打ち手の生年月日の九星の二つを組み合わせて運気を見ます。
九星気学では年、月、日のそれぞれの九星があり、日々移り変わっていきます。例えば、2022年は五黄土星の年ですが、2023年は四緑木星の年になります。同様に月と日の九星も一月ごと、一日ごとに変わっていきます。

その動き方も決まっており、それぞれの九星は九星盤上で特定の動き方をします。九星盤の例を以下に示します。

九星盤の配置は全部で九通りあり、例えば、2022年の年盤であれば、五黄土星が中心に位置している、上の写真の真ん中の九星盤を使います。2023年になると四緑木星の年になるので、四が真ん中に来ている右列真ん中の九星盤を使うといったところです。

真ん中が五の九星盤におけるそれぞれの九星の位置がいわゆる定位置というやつであり、上を南、下を北とした方位にそれぞれの九星が配置されています。(一白→北、二黒→南西、三碧→東、四緑→南東、五黄→中心、六白→北西、七赤→西、八白→北東、九紫→南)

運気の見方としては、主に二つあり、

①その時の中心にいる九星の影響を受ける。
(例えば、五黄土星の年であれば、五黄土星の特徴である、曖昧にせず白黒はっきりさせるように行動すると運気が高まりやすい、等)

②その人の九星が回座している定位置の九星の影響を受ける。
(例えば、六白金星の年で、本命星が七赤金星の人は、年盤上で七赤金星が右下、つまり、六白金星の定位置に位置しているから六白金星の影響を受ける。なので、品よく過ごすとか、自分のルールをしっかり守る等の行動をすると運気が高まりやすい。この時の状態を六白金星の上に乗っかっていると言います。)
※本命星というのはその人の生年月日から割り出される、年の九星のこと。

一般論として、その人の本命星が三碧、四緑、六白、七赤に乗っかっている時期が相対的に運気が高まりやすい時期で、一白、二黒、八白、九紫に乗っかっている時期が相対的に運気が上がりにくい時期と言われています。五黄に乗っかっている時は、その時のその人の状況や実力次第といったところです。

この方法を使って、魚谷プロ、寿人プロ、瑞原プロに「風」が吹いていたか検証します。

・2019-20シーズンMVP  魚谷プロの場合


魚谷侑未プロは1985年11月2日生まれ。
九星は、本命星が六白、月命星が六白、日命星が一白です。
魚谷プロの場合、シーズン中の2019年では、序盤こそポイントを積み重ねていたものの2020年1月10日時点でのポイントはマイナスでした。

しかし、ここから「風」らしきものが吹き始めます。

1月はトップ2回、2着3回でポイントを着実に積み重ねます。

そして、2月から3月頭にかけては特に勢いが凄まじく、7試合でトップ4回、ラスなしで300 pt近くを荒稼ぎ。

その内容も派手で、2月27日には、

東1局から国士無双を和了り、シーズン最多スコア 94400点を叩き出します。

さらに、1週間と立たないうちに、3月3日には、

四暗刻和了!
同じプレイヤーが1週間で2回の役満和了はMリーグで他に例がありません。

終わってみれば、451.4 ptでMVP獲得。
2020年に入ってからの勢いがすごかったです。
そんな魚谷プロを九星気学で見てみます。

2020年は七赤金星の年で、九星盤の配置は以下のようになります。

この年、魚谷プロの本命星である六白金星は左上の位置、つまり四緑木星の上に乗っかっている状態です。四緑木星の位置は相対的に運気が高まりやすい状態であると同時に、四緑木星が風の象意を持っていることから、風のエネルギーを受けやすい状態にあるとも言えます。

ちなみに、最終節まで魚谷プロとMVP争いをした村上プロの本命星は七赤金星で、八白土星の年である2019年には四緑木星の上に乗っかっていました。

村上プロは2019年に、2018-19シーズンのファイナルでの活躍でMリーグ優勝に貢献するとともに、続く2019-20シーズンでもMVP争いをする程、ポイントを量産しました。(386.5 pt)

ここまでの話から、四緑木星の上に乗っかっていると、「風」が吹いて、ポイントを稼ぎやすいという、とても胡散臭い仮説を立てることができます。ホントかよ? って感じですが、とりあえず話を先に進めます。


・2020-21シーズンMVP 寿人プロの場合

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