キックアス

22. 「ドS美女にスッキリさせてもらう」映画 BEST3

キックアス

2010年公開
監督 : マシュー・ヴォーン

ヒーローに憧れる平凡な高校生と、母の仇討ちを狙う少女の戦いのお話。ハイクオリティアクション映画で文句なしに楽しめました!妙に心情描写に入り込んだり辛気臭くしないで、分かりやすいプロットをビシっと描いた感じで。クロエ・グレース・モリッツちゃんでほとんど成り立っていると思うw おいしいとこはすべて彼女が持っていきます。ナイス。

ドラゴンタトゥーの女

2012年公開
監督 : デヴィッド・フィンチャー

40年前に起こった少女失踪事件を、崖っぷちの記者と天才ハッカーのコンビが追うお話。なかなかスリリングで、王道サスペンスな感じでよかった。でもこれはきっと原作力の勝利な気がしていて、映画化したことによる魅力って、まあそんなべらぼうにあるとは、そこまでは感じなかったかなあ。音楽はトレント・レズナーとアッティカス・ロスの『ソーシャルネットワーク』のコンビ。今回も、ちょーいい仕事してました。音楽はやっぱり劇場で体感して損はないと思います。

ルーニー・マーラーがキレキレでステキ。ダニエル・クレイグは、コートの着こなしが渋くてかっくいいね。

(500)日のサマー

2010年公開
監督 : マーク・ウェブ

運命の恋に憧れる男性と、運命を信じない女性の、500日間のお話。基本は男性目線で進んでいくんですが、切ないなあこれは・・・w 運命は、それを運命だと後からラベリングするものであり、その最中に運命だと思うものではないと。それが万が一、感じた運命どおり進んだとしても、それは、運命という名の偶然なのよ、って。結構、メッセージは深いと思います。監督のマーク・ウェブはPV出身で、この作品が長編映画初メガホン。一瞬一瞬の画の撮り方とか世界観の彩り方、映像構造がコンセプチュアルで、PVっぽい「一瞬のきらめき」みたいなのが、とても気持ちよく進んでいく、きれいな映画。

しかし、悪女w  トムにめっちゃ同情します・・・

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「結局女性の方が強い」なんていうのは、もう誰もがいうような言葉で、いろんなクライアントと採用の話をしていても、優秀なのは結局女子大生と口を揃えていうばかり。サルだったころから結局オスの強さなんてケンカの強さと体の大きさだったんだから、それが全てテクノロジーで補完された今、「勢いとブッコミ力」くらいしか残っていなかったところも、情報社会の発展の末、リスクヘッジが事前に叶うようになり結果牙を抜かれたというのが今の男性の悲哀なんでしょうね。もはや「強いってなに?」っていう領域まで話は進んでいるとも思いますが、こんな映画を見てちょっと考えを巡らすこともたまにはいいかもねっていうセレクションでした。

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