「面白いノリ」を自走させるチカラを
今年上期、いろいろニューチャレンジをしていけたらと思ってるんですが、その動機って、自分自身でも案外、言語化しておかないと流れてわからなくなっていくもので。なのでできるだけ記していけたらと思っているのですが、そんな中でコルクラボ。クリエイターエージェンシーのコルクが、これまた新しいたくらみとして今年から始めたコミュニティに一期生的に入れていただけることになった。キャプテンの佐渡島さんはこんな意味付けをしてるけど、そんなのはおいといて、自分の整理をしておくのって大事だよねっていう思考実験。
成否の8割はチームで決まる
これは自分が30年あまり生きてきて、いろんな物事を経験して、半ば確信していること。残りの2割は運とか縁とか、アンコントローラブルなものだとして、ほぼすべて、ってことですね。「個」と「チーム」を対立概念的に処理したがる人もいるけど僕は「よいチームの最低条件に個の意識」が入ってるので対立じゃないんですそこは。まあそれはさておき。問題はそれぞれの個が、「そのチームのほかの人と”チームでいること”の理由」をどこに持ってるかなわけで。ものすごく無理やり分けると
利害でつながっている
動機でつながっている
の2つかなと。でね。前者はそんなに大変じゃないんです。その利害さえ調整できれば。もちろん利害の調整から大変なこともあるし、ここにもプロ力は必要なんだけど、でもまあ、よーく考えて丁寧に立ち回ればなんとかなる。Win-Winは作れる。難しいのは後者。「楽しい」「面白い」「やりたい」… このあたりが合うかどうかは中々難しいんです。にんじんじゃなくて、走りたくて走る状態。僕は仕事柄、割と学生と共同プロジェクトをやるんですが、まさにそれが後者のチームビルドを求められるんです。頭もいいし、察しもいいけど、利害は違う。最強にドライブするかどうかは、結局「動機のデザイン」次第なんですよ。言ってみればそこに「ノリを共有できている状態」。これって何に似てるか考えると、ファンクラブとか、オフ会とか、「スキ」をエンジンに駆動してるコミュニティだなと思ったわけでございます。
「面白い」の正体を、逃げずに考えてみる
動機、つまり何を面白いと思うかは、面白いもの好きの自分としてはある意味永遠のテーマで、考えても考えても答えが出るものじゃないんだけど、いちコンテンツ好きとしての興味と、チーム作る立場としての課題が、ここで重なったわけです。人間は嫌いだけど、人間の動機の仕組みには興味がある、みたいな笑 世の中的にも、利便性や供給が過多になり続けていくと仮定すると、それらは同質化していって、相対的に価値を知覚させづらくなっていく。「利害」のウェイトが下がっていくんじゃないかと。その時に、「面白いかどうか」のウェイトって、上がっていくのではないかと、ひそかに問いを立てていて。
だから、「面白さという動機でつながるコミュニティをプロデュースするチカラ」は、パッと聞くと、とても狭いことをやろうとしている風に聞こえるけど、僕にとってみるととっても、今後未来に向けて考えるとなおのこと、普遍的なことだと思ったわけです。だから、コルクラボに行ってみることにしたわけです。
越境チームでバーリトゥード
自分のチームは奇人変人ぞろいで (最大級の誉め言葉です)
・マンガアプリ編集長
・某有名婦人誌編集長
・元スタジオ〇ブリの秘密結社好き
・出版甲子園のワセジョ
・わたくし
という、自分の凡庸さを嘆かざるを得ない特濃キャラパレードでやれることになったので、越境マインドも身につけつつ、コミュニティプロデュースしてみたいと思います。そこに、そこならではの「面白いノリを生み出しそれが自走している状態」を。
折に触れて気づきはここにも書いていけたらと思いますので、とりあえずの備忘録な感じのメモ。ラボの皆さま、よろしくお願いいたします。
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