フィクションだけどありそうな話その6

登場人物

私:主人公。1児の父。

娘:「私」の娘。高校生。

彼:「娘」のボーイフレンド。高校生。

本編

娘「ねえパパ。今度彼氏連れてくるね。」

私「かっ、彼氏だと?お前いつの間に?」

娘「アタシだって高校生だよ。彼氏くらいいるよ。」

娘の突然の報告に、私はあっけにとられた。

翌日、娘は彼氏を連れてきた。

彼氏「はじめまして。よろしくお願いしますお父さん。」

娘の彼氏は敵であると聞いたことがあるが、その通りだ。

正直仲良く出来る気がしない。

娘「聞いてパパ。彼ってば釣りが好きなの。」

私「どれくらい好きなのかね。」

彼氏「休日はほとんど釣りに行きますし、インターネットの釣りチャンネルも結構視てます。」

私「今度釣りに行かないかね?」

彼氏「是非!彼女から話を聞いて、一度お父さんと一緒に行きたいと思っていたのです。」

私は娘の彼氏とめっちゃ仲良くなった。

それから数年後、私は娘とバージンロードを歩いている。

娘は彼氏と結婚したのだ。

娘よ、幸せになれ。

彼氏よ、娘を幸せにしてくれ。

私の望みはそれだけだ…。

この物語はフィクションだけど、きっとあり得る話。

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