【歌詞について話す会】で紹介した歌詞

今日オンライン上で知り合いと集まって、好きな曲の歌詞を紹介する会を行いました。その中で、自分がプレゼンした歌詞をここに記録しようと思います。

①ザ・おめでたズ「元旦インダハウス」作詞:ザ・おめでたズ

「今年の紅白良かったっすね」
「去年だけどね」

富山県を拠点に活動する5MC1DJのラップバンド、ザ・おめでたズが2019年の元旦に発表したお正月ソング「元旦インダハウス」の一節です。

こたつでダラダラ過ごしたり、今年の抱負を言ったりした後、意を決して初詣に出かけます。この歌詞は家から出て、神社でお参りするまでに交わされた会話です。

正月に日本中で行われているであろう、自分も人生のどこかでしたことがあるかもしれないやり取りの描写に、「あるある」という感情を通り越して感心してしまった覚えがあります。


②POLYSICS「機械食べちゃいました」作詞:ハヤシヒロユキ

全部読んで欲しいので、歌詞のページそのままを貼ります。POLYSICSは20年以上意味のわからない歌詞だけを歌っている(リーダーの好きな食べ物やウルトラ怪獣など、特定のテーマを取り上げたものは除く)んですけど、これはトップクラスに意味不明です。

”スマイルたった0円だよ”の後に”スラング言えればヒーロー”と来ます。2行目ですでに1行目のことは無視されてます。とにかく無意味な単語の羅列ですが、どこか口に出して言ってみたいキャッチーさがあります。個人的に好きなのは”しゃべるトカゲ先生だよ”です。


③松任谷由実「最後の春休み」作詞:松任谷由実

「高校を卒業して、最後の春休みにもう会えない片想いの相手を思い浮かべて泣きそうになる」というこの視点にやられました。

こんな経験したことなくても、この曲を聴けばそんな思い出が脳内で再生される歌詞です。

”たまに電車で目と目が合っても もう制服じゃない”が切なすぎます。


④斉藤和義「ひまわりの夢」作詞:斉藤和義

怒られたって またやらかしたって
あぁ美味いね 真夜中のラーメン

”ドンマイ”というフレーズから始まるこの曲は、失敗した人や後悔してる人に寄り添う歌となっています。

今抱えている悩みも、真夜中にラーメン食べれば解決するような、意外と些細なことかもしれません。


⑤斉藤和義「さよならキャディラック」作詞:斉藤和義

同じ斉藤和義さんの曲ですが、こちらは打って変わって怒りに満ちた曲です。”CD”とか”ストリーミング”といった直接的な言葉を使い、音楽業界への不満をぶちまけます。

”ちょっと酔っぱらってんのさ”という開き直りともいえるフレーズが強烈です。とりあえず斉藤和義さんは、もう”無菌パックのラブソング”は歌えなくなりました。

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