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母親との葛藤③

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
今宵のエピソードも、なかなかどうして。

父親が早く亡くなり、母親と姉妹の3人女子同士で、協力して生きてきました。
ずっと3人で生きてきました。

それでも、相談者はふと気だるさを覚えます。
その気だるさの原因は何なのか?本人も気がつきませんでした。

明確になったのは、コロナ禍でテレワークになったことがきっかけでした。
余っている部屋を仕事部屋に改造して、気持ちよく仕事をしている日々でしたが
2年も続くと、何だか身体がすっきりしません。

通勤で使っていた体力が温存できたものの、長く続けば返って身体を動かさないデメリットや気晴らしができない生活パターンが浮上してきました。
あの手この手のアイデアをタロットにぶつけますが、いまいちすっきりとした答えが出てきません。

そんなタロットの動きを見て、Mahouがピンと閃きました。
『自宅での仕事で、昼食はどうしているの?』
確かお母様が自宅にいるはずです。そう聞くと、一瞬相談者の身体に緊張感が走りました。
その姿を見て、なるほどと合点がいきました。
『自宅にいて仕事をしていても、家族が部屋を移動したり、食事の支度の香りが漂ってきたり、集中ができなくて返ってイラついているのではないかしら?』

そういうと、相談者は「ハッ」として
「実は、最近母親を見るとイラついてしまうんです」と本音を出してきてくれました。
おそらく、これが相談者の悩みの根本の一つでしょう。

タロットはアドバイスします。
『一人の時間を大切にすべきだ』
そう告げられて、相談者は「意識してみます」と前向きな発言をしてその日の鑑定を終えました。

数ヶ月後、再度その相談者から予約が入ります。
再会時の表情は、やはりすっきりしていません。

『一人きりの時間はなかなか作れない?』とMahouが聞くと、
「せっかく、タロットさんにアドバイスしてもらったのに、出来なかった」と相談者は素直に吐露してくれました。

それでも、何か様子がおかしいな?とMahouは感じ、タロットで確認をします。
『根本的な生活スタイルを改めた方がいい』とのこと。

根本的生活スタイル?何のことだろう?とMahouが一人で解釈に唸っていると。。。

「Mahouさん、私まだ伝えてないことがあったんです。
うちは、母と妹と私で、川の字になって寝ているんです。だから一人になれないんです。」

『!!!!
40歳をとっくに過ぎた姉妹2人と70歳手前の母親が、川の字になって寝ている?』

なるほど、だから彼女がテレワークになり、仕事部屋を作った時にあんなに喜んでいたんだ!とMahouも合点がいきました。ひとりきりになれる部屋ができた、それは嬉しいはず。
でも、それを面白く思わなかったお母さんが、いつもにも増して『オーラ』で(気配)彼女の動向を毎日仕事中もチェックしていたのかもしれません。

何となく、彼女の気だるい要因が見えてきました。

川の字になって寝るのが悪いわけではありません。
でも、表情の冴えない彼女に、仕事部屋で寝るようにアドバイスするものの
現実的にその3人での生活の中では不可能そうだと、思えました。

今回転職を機に、テレワークが終わり、出勤体制になることで
この数年間の彼女の気だるさは解消への期待が高まります。

せめて、姉妹の部屋と母親の部屋が別々だったらよかったのにな。
そう思ってしまうMahouです。

表面的に仲が良くても、不健康な選択をしていることもあるのだと思うエピソードです。

動物として、ある程度の距離感は必要だと再認識しますね。

タロットMahou

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