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祈る隙【大アルカナⅩⅡ,ⅩⅢ,ⅩⅤ】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

今日はタロットの深読みエピソードをご紹介致しましょう。
たまたま今日、時間がぽっかり会いたので、友人と会ってお茶をしてきました。

転職を考えている彼女は、いくつかの打診をすでにもらっていますが
少し休みたい気持ちがあり、悩んでいます。

【40代女性 国家資格者 一人暮らし】

すでに好感触がある面接先はあり、それぞれの会社との相性がどうなのか?と
心配があるようです。

友人ですから、タロットカードを持ち出すわけもなく、『この会社がいいね』
などと直感でMahouが答えますが、彼女は浮かない顔。
ぐずぐず何やら言っております。

「もし来週にでも合格が出てしまったらどうしよう?」と
贅沢な悩みとはいえ、困り顔を見せてきたので、徐に鞄からタロットカードを取り出し、テーブルの上にタロットを引いてみました。

【ⅩⅡ 吊された男】
【ⅩⅢ 死神】
【ⅩⅤ 悪魔】

おっとっと?
Mahouの顔がいきなり真顔になります。
これはよろしくないタロットカードの並びです。

『〇〇ちゃん、お化けついてるな。これ就職先を占うより先にこっちを
どうにかしないといけない。』

友人は同じ魔術を習っているので、言葉としてはスムーズに伝わります。
「え?どこで着いてきたんだろう?」と同様する友人。

確かに、同じ修行をしている身とすれば、簡単にお化けなんてつくはずがないので
真顔でMahouはタロットを引き始めます。本気モードです。

友人は、毎日神棚に祝詞をあげ、呪文を唱え、ヨガをし、勉強に励む
Mahouよりも勤勉な女性です。
お化けがつくわけないのに、どうしたことでしょう?

一枚タロットを引いては吟味し、さらに一枚タロットを引いて、と
沈黙が続きます。

ふむふむふむふむ。。。。。
一通り、タロットを解釈し、ドキドキしている友人に聞きました。

『もしかして?年明け3月くらいまで本当は働きたくないのかしら?』

目をぱちくりさせた友人が応えます。
「このままいけば、3月まで手当が出るの。
だから本当はすぐに就職はしたくないの。」

にゃるほど〜

タロットの解釈はこうです。

本当はすぐに就職したくはないが、対面的に活動をしなくてはならない。
国家有資格の彼女は、そのスキルで引くて数多。
本音では3月まで就職したくないのに、もし合格したら就職しなくてはならないのではないか?と心配になる。
でも、今断ったらいい条件の就職先が出てこないかもしれない。
なるべく好条件で就職したい。

という流れが、『不安定な欲望』と捉えて、上記のタロット大アルカナ悪いカードのオンパレードとなりました。

タロットは、ⅩⅡ吊された男、ⅩⅢ死神、ⅩⅤ悪魔、ⅩⅥ塔のカードが特に悪いと
言われています。
そして、一つの鑑定でこれが3枚も連続して出てくるという確率を考えると
ざっくり「お化け絡み」と読みます。

今回の友人は、実際はお化けがいたわけではありませんが
本音と建前のバランスが崩れ、その不安定さに、『魔』が入り込む状態だったと
推測します。

真剣に今後の本音と建前の作戦を練り、また近々会議をしようね、と別れました。

タロット侮れません。
早く気がついてよかった。欲望のトラップは、色々なところで私たちを待ち構えています。

余裕がある時は「人生何とかなる」とか言えるんですけどね?
焦ると、慌ててしまいます。

友人が『魔』につけ入れられそうだと、言ってられるMahouではありません。
実は、同じようなことがあったんです。

そのお話はまた明日。

タロットMahou

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