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嘘がつけない③

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

【50歳女性 国家資格者 既婚 子ども成人済】

「私嘘がつけないんです」茶目っ気たっぷりに相談者さんが言った言葉。

『嘘がつけないなら、占い師にならないほうがいい』上記の言葉に返答する形で
Mahouが放った言葉。
みなさんの周りにも、このセリフを言っている人を見かけたことはありませんか?

相談者の彼女だけの問題ではなく、この言葉の深い意味を一緒に考えていきましょう。

空気を読むと言われる日本人。民族的な傾向もあります。
島国ですので、逃げ場所がなく、その場所のコミュニティーの中で
いかに生き抜いていけるか?が最優先だった先祖は、生きるために身につけてきたスキルと言えましょう。

現代も、表現するのも嫌なりますが、わかりやすい例えにすると
いじめの対象に自分がならないために、細心の注意を払う、みたいなことです。

みなさんも、無意識で日々使っていると思われます。
でも、時々、「言わなくていいこと」を言ってしまい孤立する人を
見かけませんか?

相談者の彼女のエピソードを活用して説明しましょう。

彼女は勇気を持って言いにくい「退職の意思」を上司に伝えた。
その理由は「体調不良」これは第一の理由である。

何故体調不良になったのか?と彼女なりに考えると
体力低下に伴うメンタルの落ち込み、その自分を振り返った時に、
自分の環境はすでにがむしゃらに働く必要は迫られてはいない事実を再確認。

勉強家の彼女は、同じような悩みを持つ人が読むような自己啓発系人生の生き方の本を読んだり、講演会に行ったり、占いの勉強を始める。

少し世界観が広がってくると周囲から「あなたの直感力を持って生かせばいい」と
数名の人にアドバイスをもらう。
確かに思い返せば、若い頃の自分と重ね合わせて、今の職種(国家資格)よりも
やりがいのある仕事があるのかもしれない、と希望を持つ。

Mahouと出会うこともその一つとして、
「苦労してきた自分を褒めて、自由に生きていこう」勇気を持って退職宣言をする。

そして返り討ちに合う。(今ここ)

物語の流れとしては、納得のいく展開ではあります。素晴らしい流れです。
とはいえ、、、

「体調不良のため辞めたい」と上司に伝え、
「それならば退職せずに休職すればいい」と言う上司に

なぜ自分がそう思うのか?の理由である上記のストーリーをさらに付け加えて
「堂々と辞めたい」と伝えてしまったのです。

自己啓発や人間関係コミュニケーション、
さらにはスピリチュアルの落とし穴の一つに
「誠意をもって話し合えば、必ず相手に伝わる」と言う文面があったりします。

彼女は、その言葉を信じていたのです。

確かに、それは『理想』でしょう。『理想郷』でしょう。

やさぐれた一匹狼占い師のMahouは『んなわけあるかい!』とツッコミます。
返す刀の瞬殺ツッコミです。

みなさんも、他人事だとすればツッコメると思いますが
私たち人間は、自分のことは棚に上げるものです。

鼻で笑わず、深く考えてみましょうよ。

では何故Mahouが「嘘がつけないなら占い師にならないほうがいい」
と言ったのか?

明日に続きます。

タロットMahou


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