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不信【Swords 5】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

あまり時事ネタはやらないようにしているのですが
ここ最近、未来ある漫画家さんが自ら旅立ってしまった件に関して
多くの業界の皆さんが反応しておりますね。

Mahouも過去に少しではありますが、テレビや雑誌、ラジオなどの
当時『大手メディア』と言われる媒体で活動していたことがありますので
雰囲気がわかります。

双方の「目的」が全く違うので、誰と組むか?その人を信用するか?で
結末が変わります。

特に、おそらく今でも「人を介した紹介」で依頼が来る場合
MahouがAさんを信用していても、AさんからBさん(依頼者)を紹介された場合
どうしてもAさんと同様レベルに価値観が一緒だと早合点してしまいがちです。

AさんがBさんと直接やりとりをしている仕事関係であるならまだしも、です。
例え話ではわかりにくいですね?

20年くらい前、Mahouが友人から、とある雑誌の編集長を紹介されました。
鑑定を重ねた後、編集長から「記事を書いてほしい」と
鑑定後にひと言頂きました。
若かりし頃のMahouは、仕事を選びませんでしたので、
その会話の中でOKを伝えます。
「じゃぁ、後ほど担当者からメールさせます」と編集長との会話が終了。

「約束通り」、後日担当者さんから連絡が来て、文字数、原稿料、締め切りなどのお話をして、連載がスタートしました。

が、すぐさま文字数が変更になります。
いきなり文字数が倍の原稿修正。原稿料の変化はなし。
もちろん、すぐに問い合わせました。
誌面のレイアウト上、どうしても空白が多くなってしまうため
文字数を増やして欲しいとのこと。

若いとはいえ、しっかり者のMahouは原稿料が変わらないのに?と
不満を伝えつつ、だとしても、これは本当によくあることなので、一応了承。

自分の性格的に、締切日ギリギリなどは一切なく
(もし変更があればその修正期間も鑑みて)、
1年の間、締め切り1週間前には原稿を出していました。

「原稿を受け取った」との返信もなく、
新しい号で自分の原稿を自力で確認していました。
その頃は、自分の原稿が載った雑誌すら送られてくることもありませんでした。

1年が過ぎて、なんの連絡もないまま、今まで通りに原稿を担当編集者に
送信します。もちろんすぐに「届いた」と言う返信はなし。

2週間くらい後でしょうか?
そろそろ雑誌の最新号が発売になると言う頃、珍しく担当編集者から電話が
入りました。

「Mahouさん、連載って1年の約束でしたよね?
もう原稿いらないので送らないでください。今月の請求書は破棄しますね。」

本当にこの言葉です。
ぐっと怒りを押し込めて、(一応)冷静な声で、対応しました。
ちょっとした嫌味も言いましたが、「あーすみません、忙しくって。」
でしかない相手でした。

新しい号の発売日に
『次の占い師はどんなやつだ?』と思いチェックしてみると
当時流行りの韓流系の聞いたこともない男性占い師。
『日本人でないのに、原稿書けるのか?』と思いながら、記事に目を通すと、、、、


みなさん、行間を読めますよね?(笑)
Mahouの原稿でした。

担当していたのは12星座占い、ですが専門はタロットですので
タロットも活用しながらの原稿です。
だからこそ、他の星占い師のホロスコープだけでは、リーディングで使われない
言葉活用があるんです。
つまり、同じ「星占い」でも、通り一遍の星座を読むだけでは書けない内容です。

「原稿が同じ」になるわけがないのです。

若かり頃のMahou。
本屋さんを出て、すぐさま担当編集者に電話をします、が、出ない。
本社に電話もしますが、日曜日ということもあってアナウンスのみ。
再度担当編集者に電話をして、すごい文句を留守番電話録音しました。

もちろんその後、謝罪などはありません。

しかも、しかーも!!
数ヶ月後に、そいつから(担当編集者)から電話が入ります。
『何を今更?』と思って、もちろんコールバックなどしません。

何度も着信が入ります。
うるさいほど入ります。

うるさいので、そっちに逆ギレしたMahouは電話に出ます。
(今考えると、まだまだ甘いな)

すると第一声
「Mahouさん、お仕事あげようと思ったのに、電話に出ないから締め切り近いんですけど、、、、」

怒火〜〜ん!!


今までの流れを、超大声でマシンガントーク。
相手はMahouの豹変ぶりに慌てまくり。
「え?え?留守番電話?」と借りてきた猫のような小さな声に早変わり。
「原稿?ち、ちがうはず、、です。。。」

(違わないよ、一言一句同じだよ。)

『仕事ですので10歳以上年齢が下のあなたに、
全て敬語を使い対応してきましたが、あまりにも礼儀知らずに程があります。
今後一切あなたとのお仕事を承りません。』と電話を切りました。

【Swords 5 それでも社会的には相手の立場が有利】

さぁ、話を戻しましょう。(冷静に)

Mahouが信用していたのは友人、そして何度か鑑定させていただいた編集長。
担当編集者とは、一度しかお会いもしていない。
しかも毎月原稿を送ってもなんのレスもない。
だからこそ、信じ切って原稿を送り続けていたMahouにも落ち度は多大なくあります。

7万部売れているMahou著『初めてのタロット占い』の担当編集者は、
お互い心底信頼しあっています。

編集者といっても色々な人がいるのです。いい人もたくさんいます。
でも、残念ながら、昭和の化石のような『信頼信用』を大切にする人が
全体的に減ってきているのは事実。

今でも、原稿を出して、知らない間に原稿料が下がっていることも多々あります。
もちろんすぐに問い合わせはしますが、基本的には「すみません売上が悪くて」で終わってしまいます。

これはMahouが著名ではない証拠でもあるので、ぐっと我慢するしかないことでもあります。

ここまでくると、お金の問題ではないんですよね?
人として大事な部分しか、最後には残らないのです。

もし担当編集者が上層部からの圧力で、そうするしかない、ということがあったとしても、人間同士ですからね?言い回しや何やらで、
必ず「編集者も大変なんだろうな?」と伝わるものですが、
それが伝わらなかった以上、その人は『そういう人』なんですよね。

だから『一生仕事をしない』という言葉は「大人気ない」と思う人もいるかもしれませんが、この担当編集者自身の「不義理をしやすい人」という可能性は
「個人の性分レベルとして」なくならないと思っています。

あぁ、今夜もこんなに長文になってしまいました(汗)
信用する人のそばにいることが、自分の安心な人生にとっては重要ポイントです。

コロコロ意見が変わる人、そんな人がそばにいたら、少し心に鎧を着せましょう。

タロットMahou




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