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更年期の迎え方③ 〜骨盤底筋のケア〜

骨盤底筋の観察していますか?

骨盤底筋は、尿道・膣・肛門を囲う小さな筋肉の集まりで、骨盤の底にハンモックのように位置しています。
観察するには、少し抵抗を感じたり、位置的に見辛く感じるかもしれません。

一日に鏡を何回見ますか?
見るときに何を感じますか?

私は少なくとも10回は見ていると思います。
起床時、食後、メイク時、お手洗いの度、メイクを落とすとき、、、
その時々で、お肌のチェックをしたり、シワの様子やシミの様子など、見たくないものも確認したりします。

顔は、どうして気になるのでしょう?
他人に見られるところだから?
表情で、気持ちが表れたり、年齢が現れるから?

骨盤底筋の乾燥は、顔の乾燥にも繋がっている

骨盤底筋が潤っているかどうか?は、体全体の潤いにも繋がっているそうです。

確かに見辛い場所にありますよね。
脱衣所に手鏡を置いておくといいかもしれません。

実際に観察してみると、乾燥や黒ずみやニオイなど、気になることが出てくるかもしれません。

黒ずみの原因は、下着や服の締め付け、拭き取るときの力加減によるものと考えられます。ついついしっかり拭こうと力が入ってしまっていませんか?

ニオイは、洗えていない又は、洗い過ぎが原因かもしれません。菌が発生しやすい場所です。通気性の良い下着を着用することも大切です。
目や鼻や耳などの中は、石鹸で洗いませんよね?同様に、膣の中も石鹸で洗いませんし、膣周りも洗いすぎは良くありません。今は、専用のボディーソープも見かけます。
骨盤底筋の経皮吸収率は、腕の40倍以上あるそうです。良くも悪くも、体内に吸収し易いということですね。何を使うのか?使わないのか?慎重に吟味したいところです。

また、痒みや痛みを感じている場合もあるかもしれません。ホルモンバランスの乱れや外部刺激によるかぶれが原因と考えられますが、感染症の場合もあるので、心配なときは婦人科で相談してみることをお勧めします。

骨盤底筋は、皮膚の厚さがとても薄いので、乾燥しやすい場所です。乾燥が他のトラブルを増幅させている場合もあります。ですので、私は、乾燥させないケアが重要だと考えています。

骨盤底筋のケア方法

アーユルヴェーダでは、オイルを使ったケアをよく行いますが、骨盤底筋もオイルを使ったケア方法があります。

①太白ごま油という透明なごま油をキュアリングします。
キュアリング…太白ごま油を80度まで加熱し、そのまま下がるまで待つだけ
⭐︎このごま油があれば、いろんなケアに使えます♪

②キュアリング済み太白ごま油を湯煎にかけて温め、コットンに浸透させて、入浴後の清潔なデリケートゾーンに当てます。

③さらにナプキンなどでカバーし、15分以上おいておきます。

④終わったら、余分なオイルをさっと拭き取ります。

※初めて使用するときは、腕の内側に塗布して、赤みや痒みが出ないことを確認してみてください。

骨盤底筋の保湿を行うことで、伸縮性が高まり、尿もれ・便秘・子宮下垂などの予防や改善につながります。

更年期になると、ホルモンバランスの乱れで、より乾燥しやすくなりトラブルが増え易くなりますが、どの年代にとっても必要なケアになってくるのではないかと思います。

特に、現代は、女性の社会進出が進み、ストレス過多な生活を送っている人が多いです。昔に比べ、生涯における生理の回数も約10倍になっているそうです。それだけ、PMSや生理痛で悩んだり、トラブルが起こる頻度も増えているということだと思います。

因みに私は、入浴前にもこのオイルをつけて洗い流すようにしています。クレンジングオイルがあるように、オイルは汚れを落とす力もありますし、安全なものを使用したいと思っているからです。

次回は、骨盤底筋のトレーニングについてまとめてみます。

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