#33 YTT33k_2024を振り返る
支えのおかげで成功を収めたイベント
今回は7回目のイベント開催。怪我人を出す事もなく大盛況で大成功で終了する事が出来ました。そう断言できるのは、
“参加者の皆さんが笑顔でイベントを終える事が出来た“という結果が全てです。
多く手を挙げてくれたボランティアの皆さん
今回はボランティアさんが20名も集まってくれました。例えばこれが第一回目のイベントであれば興味ある方が多く参加してくれたのかもしれません。
しかし今回は7回目です。
前回大変だったから今回は遠慮しとこう。。。
そういった意見もあったかも知れませんが、どんどん集まってくれました。
大変な作業を笑顔で、真剣に取り組んで頂いた姿には感謝しかありません。心から楽しんで頂いたのだと思います。ボランティアの皆さん、本当にお疲れ様でした。
ブリーフィングの様子
猛暑の予感
天気の心配は数日前から払拭されました。反面、史上初となる猛暑日が続いた2024年。残暑も勢いが衰えず、灼熱のトレイルを危惧していました。
筆者はマーシャルランナーとして道案内と安全確保、動画、写真撮影を行う為、前後しながら走る事としました。
案の定、スタートから最初のロード区間で汗が吹き出し、明日香万葉展望台トレイル入り口までのアスファルトには無数の水滴(汗)が見られ、この後の厳しさが予想されました。
明日香万葉展望台〜談山神社灯篭亭
YTT33kの特徴は前半に累積標高の7割を獲得する事です。スタートして間も無く一気に登ります。
一つ目の登りは明日香万葉展望台。麓からは結構低く見えるのですが、ウォーミングアップという感じではない登りです。展望台からはご褒美の景色が望めます。
灯篭亭では草餅か串こんにゃくを食べます。お店でお茶や水のサービスも受け、序盤の暑さが一旦リセットされ生き返ります。
音羽三山へ
談山神社からは音羽山登り口まで下りとなります。ここにはエイドが設置され、近鉄八木西口にある『葡萄酒畑で捕まえて🍷』より、生ハムの提供があります。思わずワインが欲しくなるエイドです。
音羽山への登りはパンチの効いた急登。ここでは中腹の音羽山観音寺まで競争が行われます。YTTにはスーパーアスリートも参加されます。登りのダッシュは人間離れした脚力と心配能力を見せてくれました。
音羽山-経ヶ塚-熊ヶ岳とアップダウンが続きます。猛暑日でしたが、この稜線は風がすり抜け涼しかったです。8:00スタートのYTT 33kでは、この辺りで宇陀市の正午を知らせるサイレンを聞きます
前半の山を越えるとエスケープ地点ともなっている大峠に到着し、小休憩です。ここで待っていてくれたのはチューペットエイド!! 凍らせたチューペットをここまで届けてくれたのです。重いクーラーボックスに水分とチューペットを担いで登ってくれたボランティアさんには脱帽です。
予め設定したエスケープルート
竜在峠を過ぎ、暫く進んだ場所で1名の参加者が足の痙攣で動けなくなりました。痛みが漸次強くなる感じもあり、最後方に居た筆者は先の芋峠まで進むのは困難だと判断し、エスケープルートで下山を促しました。
実は私自身も数ヶ月前から痛めている足底腱膜炎の影響でフォームが崩れ、足の疲労から痙攣が発症する寸前でした。逆に助けられたと思い、一緒に下山をする様に勧めました。
幸いにも竜在峠近くに昔の茶屋跡より、最短で車道に下るルートは下見済みでした。すぐにスタッフの迎えが到着し、無事にエスケープ出来ました。
芋ヶ峠で『ママのそうめんエイド』と『DDG pizza』さんのオシャレピンチョス、そしてマムシ隊長の古漬を味わえなかったのが心残りですが、それよりもエスケープルートを事前に確認していた事が役に立って嬉しい気持ちでした。
笑顔のゴール
今回初めてご協力いただいた高取町の『カフェnoco noco』さんでは、かき氷と塩麹のバターライスおにぎりを提供していただきました。
ここからはラスト4キロの日照りロードが続きます。高取で一旦涼を感じる事が出来るので良い休憩となり助かりました。
皆さんのゴールをボランティアの方々と共に迎え入れました。この猛暑の中、途中の苦しさから解放される瞬間、皆様の笑顔は素晴らしいものです。今後も小さなイベントなど行う事もあるでしょう。またお会いしましょう。
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