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【1】step1新しいことをはじめるきっかけをつかもう! きっかけを見つけてはじまりを作る


第1章
-きっかけを掴む/ 同志を探し仲間にする -
「はじまりをうむ」
新しいことをはじめるきっかけをつかもう!

step1:きっかけを見つけてはじまりを作る


爽太(SOUTA):物語の主人公。高校2年生。どこにでもいる普通の高校生(と本人は思っている)。社交的で素直。姉が1人いる。
健人(KENTO):爽太の友人。まわりから物知りだと知られている、穏やかな青年。経営者の父と大学院に行きながら起業した兄を持つビジネス一家で育つ。
准一(JUNICHI):爽太の父。会社員をしているが料理が趣味。凝り性で研究熱心。ハマった料理はお店で出せるほどの出来栄えになる。

ある日、ちょっといいジューサーをもらっちゃった!

高校2年生の夏休み 〜ある日の昼下がり〜

爽太は2階の自室でボーッとスマホのゲームをしていた。

「な〜んか、飽きたな‥。夏休み、ゲームばっかっていうのもなんか無駄な気がするし…」

そう言うと、爽太は喉の乾きを感じたので、スマホを充電器に差して、部屋を出た。
1階のキッチンに降りると、父の准一が真剣な顔で蕎麦を丁寧に切っていた。どうやらまた蕎麦を打ってるらしい。

准一「おー、爽太。今日も暑いな・・どうした?」

爽太「うん。夏休みの宿題のやる気がでなくて、ゲームしてたんだけど。喉が乾いたからさー。父さんはまた蕎麦打ってるの?」

准一「見りゃ、分かるだろ(笑)蕎麦って奥が深いんだぜ。今日が今までで一番いいできになりそうだ。なんでも楽しく、夢中になると面白くなるのよ。」

爽太「ふーん。父さんはいつも楽しそうだよな・・俺さ、宿題もあるんだけどさ…。夏休み、ゲームばっかりしてていいのかなぁ〜なんて思ってさ。」

爽太は、そのままなんでもない話を続けた。

准一は蕎麦に意識を向け直して切り始めたが、じっと爽太の話を聞いているようだった。そして、ふと蕎麦切りを止めて、キッチンの扉から調理器具を取り出した。

准一「実はさ、ついこの前、新しいジューサーを買ったんだよ。ボーナスもらったから奮発してね。ほら父さん、料理作るの好きだろ?」

爽太「そうなんだ、よかったね。」

准一「いろんな機能がついててさ。早速試してみたいことが山盛りだ。ただ、これまで使っていたちょっといいジューサーあるだろ?それが、これ。まだ使えるから、使わずにしまっておくのはもったいないなと思って・・会社の後輩にあげようかなと思っていたんだけど。」

爽太「え、誰かにあげちゃうの?だったら僕、これ、もらおうかなぁ。」

准一「うん、使うなら、ぜひ使ってよ。せっかくの夏休みで時間があるんだし、なにか作ってみたらどうだい?」

爽太「うん、いいね」

爽太は、そんなささいなきっかけから、父 准一からジューサーを受け取ることになった。手で持ってみると、ずしんと重い。

准一「じゃあ、どんなものが出来上がるか楽しみにしてるぞー」

トントントン…。准一はそう言って、再び集中して蕎麦切りをはじめた。

爽太は麦茶とスマホを持って、リビングのソファに腰かけた。

爽太「受け取ったはいいけど、、これ、どうすればいいんだろう??」


自分で欲しいと言ってしまったものの、急にジューサーをもらって爽太は戸惑いを覚えていた。

でもせっかくだったらなにか作ってみたいなあ、そうぼんやり考えていると、、

爽太「あ、そうだ!」

思い立ったら即行動の爽太は早速、友人の健人にLINEした。

このジューサーをどう使うか相談してみることにしたのだ。彼ならいいアイデアを持っているかもしれない。

このステップのポイント
・新しいことを始めようとすると、すごく大きいことを考えたり、大袈裟に考えてしまいがちです。
・でも、はじまりはささいなキッカケからでも充分。小さく始めて、小さく試す中で自分が続けてみたいことが分かるかもしれない。
・自分の本当にやりたいこと、でなくても「新しいこと」をはじめるという練習は可能。スポーツや趣味と同様に、何度も繰り返していくと上手くなっていきます。

考えてみよう

・昔を振り返ってみて、ささいなキッカケでも、あなたにとって面白かったなと思える経験や出来事はなにかありましたか?
・その中で、「新しいこと」をはじめるキッカケになりそうなことはなかったですか?
・この先、これからどんなことなら経験ができたら、あなたにとって面白いと思えるでしょうか。それは「新しいこと」を始めるきっかけになりますか?
・あなたはどんなときに楽しさ・面白さを感じますか


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