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変化の激しい時代に必要なビジネススキルを学ぶ、「BUSINESS DESIGN PROGRAM キホンのキ」とは

受講者に合わせて必要な講義テーマをカスタマイズ

ーBUSINESS DESIGN PROGRAM キホンのキの概要について教えてください。

BUSINESS DESIGN PROGRAM キホンのキは、「イシュー設定」や「ジョブ理論」、「バリュー・プロポジション」など、新しいことを事業にするために役立つ概念と知識を、ビジネス視点・スキルの基礎として5回程度のパックにしてシリーズ化することで学びを深めることができるプログラムです。
現在は、大企業から中小企業までの企業研修や中小機構さん、地域のアクセラレーションプログラム、スタートアップコミュニティなど全国各地でこのキホンのキを開催しています。

ーなぜこのプログラムを作られたのでしょうか?

変化の激しい時代においては、新たな視点・思考法を取り入れて変化に対応することが求められます。経営戦略・マーケティング・財務などの経営に必要な一般的な知識とは別に、これからの時代に必要な知識の習得が必要です。

時代が激動している昨今、DXやSociety5.0が叫ばれている中で、今求められるビジネス上のスキルは、大量生産・大量消費の時代に求められたものから大きく変化しています。

特に、起業・副業がますます活発になる時代においては、自ら問いを生み出す力、ユーザーの本質を掴む力、マーケットインで物事を考える力、考えたものを価値に変える力などがさらに求められ、ビジネスに必要なスキルはさらに変遷してきています。

そのため、この時代の変化に対応しながらビジネスを行っていくためのビジネス視点・スキルの基礎を身につけていただくコンテンツが必要だと思い、このプログラムを作成しました。

ー具体的にはどんな内容なのでしょうか?

一回の講義につき1つのテーマをピックアップし深くお伝えしていきます。

基本パッケージとして、「イシュー設定」「ジョブ理論」「バリュー・プロポジション」「ビジネスモデル」「イノベーション」などを5回のテーマとして設定することが多いのですが、受講者の方の年齢層やフェーズに合わせて都度テーマの入れ替えを行うこともあります。

例えば、若い方が多い講義では、5回のうちの1回をメタバースについてのテーマに変えたり、40〜50代の企業の方が多い場合は心理的安全性やファイナンスについてのテーマを入れたりと、受講者の皆さんの現状特に必要である内容を中心に組んでいきます。

基本的には2時間の講義を全5回、二週間〜一ヶ月に一回の頻度で行う場合が多いですが、それも依頼先の要望によって様々です。

▲一講義のスケジュール例

ーキホンのキはどのような方向けのプログラムでしょうか?

受講者の方によってカスタマイズが可能なため、起業してみたいが何をしたら良いかわからない方から企業の経営者の方まで様々なビジネスの課題をお持ちの方に受講いただけます。

現在一番依頼が多いのは、創業支援や中小機構の方からで、起業支援の文脈で若手起業家の方や学生に向けてこのキホンのキをお伝えしています。

▲岡山大学にてキホンのキの講義


ーこのキホンのキプログラムを受講すると、どのような状態を目指せるのでしょうか?

キホンのキでは、知識を「知っている」状態から、その知識の使い方や仕組みが「分かる」状態まで目指すことができます。例えば、自分で本を読んだり勉強してみたもののあまりよく分からなかった、結局何から始めればいいのかわからないという方が受講していただくと、ビジネスの進め方のコツや課題の糸口がわかるようになります。

「変革の方程式」を掲げるマホラならではの強み

ービジネス基礎のセミナーは世の中で他にも存在するかと思いますが、このキホンのキにおいてのMAHO-LA CREATIVEならではの要素はどんな部分でしょうか?

大きく3つあります。まずは2つを説明します。

一つ目は、学びを深めて実践に生かすための MAHO-LA CREATIVE独自の「変革の方程式」という考えを採用したプログラム内容・構成となっていることです。

単純に知識をインプットするだけでなく、ご自身の「Style」つまり思考の癖を見直し、どのような「Style」であればその知識をより学びとして体得できるのかを考え直すことができる設計になっています。1回の講義単発で終わらせず、5回シリーズにしているのは、複数回の講義を受けることで徐々に意識が変わっていくからです。
もちろん、毎回の講義でStyleの変革が起きるアプローチを行っていますが、連動した講義を継続して受けることで、その意識はさらに大きく変わっていきます。

講義を受けるごとに、今までの自分の思考や固定概念では新しい知識を自分のものにすることができないのかも、という感覚になっていくようになっています。

上記のような意識へのアプローチなく、アメリカで流行っているからという形で、英語を日本語に翻訳したものをそのまま持ってきたような単発の研修内容では、いくら日本の事例が付帯していようとも新しい学びは起きません。

二つ目は、各テーマについて連動性を意識してお伝えしているという点です。

ジョブ理論やイノベーションなど、キホンのキで主に扱うテーマは世の中にも語れる人が沢山います。
しかし、それぞれの講義を関連づけて連動させながらその意義を語り価値を伝えることは実はあまり実現できていないんです。

他のテーマとの関係性もお伝えしながらお話しすることで、違うテーマの講義の中でも、前のテーマについての理解が深まることもあります。

つまり、5回全体の講義を通して受けると最初にインプットした時よりも、全てのテーマへの理解が格段に深まっているのです。

ー5回の講義それぞれが作用して理解が深まっていくのですね。

そうなんです。というのも、それぞれ人によってそのテーマについて腹落ちするタイミングが違うんです。例えば、イノベーションの講義の中でイノベーションについてスッと腹落ちする人もいれば、その時は腹落ちしなかったけれど、ジョブ理論の講義の中でその関係性の解説を受けて初めてイノベーションについて理解できる人などもいます。学びへの気付きのタイミングは様々です。

ですから、どんな人でも腹落ちできるよう、そのきっかけをできるだけ沢山作ることはとても意識しています。毎講義400枚近くのスライドを用意していますが、その中で10回に1回はそのきっかけとなるようなメッセージを入れているので、約40回のきっかけの中でそれぞれのタイミングでできる限り個々の理解に繋がればと思って設計をしています。

ー各テーマを連動的に語る講義は珍しいというお話でしたが、なぜ櫻井さんは連動的に語ることができるのでしょうか?

私はこれまで6年で20ヶ国39都市116社の企業を視察してきました。そうすると世界の企業の傾向やトレンドが大体見えてくるんです。世界各国の様々な企業が大切にしていることについて聞いてきた中で、違う表現でもあの国とあの国の人は同じようなことを語っている、という共通項が見つかることがよくありました。

その共通項を学習観点からジョブ理論やインサイトなどタグ付けしていくと、それぞれのテーマの連動性が自然と見えてきたんです。

単なる知識のインプットではなく、世界中のトップ企業たちの具体を実際に見聞きし、ロジックとして落とし込んでいったからこそ、各テーマの抽象から具体、そして横軸の連動性を理解しています。

ーリアルなノウハウが櫻井さんの講義には詰まっているのですね。3つ目の特徴はなんでしょうか?

最後の特徴は、そのロジックを教育という立場から教えるだけではなく、現在進行形で自分自身で実践しているという点です。

教育として教えることを専門にされている方も多くいらっしゃいますが、私は顧問や役員として企業の中に入り事業構想を行ったり、事業メンタリングとして成長促進を検討したり、投資先の経営者と一緒にビジネスを考えることもあります。イノベーションを推進するための機構を考えるコンサルタントやプレーヤーの目線でも実際にそのロジックを本番環境でいつも実践しています。そのため、各テーマについて、体系的にお話をすることができます。

実践の中で使ったことのある実践者にしか提供できない領域があります。勉強のための勉強、講師業しかしていない学習提供者では至れない領域です。この点が、先の二つのスタイルを意識してもらうことや連動性とも関わってきます。

ーありがとうございます。では最後に、今後どのような方にこのキホンのキに興味を持っていただきたいですか?

何か始めてみたいけど、何から始めていいか分からない、という方や、ビジネスについて本を読んだり動画を見てみたりしたものの、イマイチよく分からないと感じていらっしゃる方など、次の一歩や現状打破の糸口のきっかけを探している方にぜひこのキホンのキを受けていただきたいと思っています。

そのため、そういった方々のサポートをされている、創業支援や中小機構などの機関様にぜひお声かけいただけたらと思います。

また、一般の企業様でも、1〜2年新規事業をやってみたけど、なんだかうまくいかない、何かを変えなければいけないが、その何かがわからないなど、ビジネスの基礎に立ち戻るための研修やコンテンツを探していらっしゃる方にもお声がけいただきたいと思います。

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