【公演前の作品紹介】下鴨車窓『漂着(kitchen)』
来月本番を迎える、下鴨車窓『漂着(kitchen)』。
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下鴨車窓さんの作品は、小説みたいな見心地だなと思うことが多いので
『漂着(kitchen)』から連想する、おすすめ小説を考えました。
夏の話が多いです。夏なので。
『岸辺の旅』湯本 香樹実
幽霊になって帰ってきた夫と、妻の二人旅。
淡々と、どこまでも歩いていく。愛する人と二人でいるのに寂しい。
『夜の蝉』北村 薫
日常ミステリと落語と文学。「円紫」シリーズ二作目。
レトロムードの、昭和の大学生がいる風景。ほろ苦い。
『キッドナップ・ツアー』角田光代
実の父親に「誘拐」された小学5年生の、ひと夏の旅物語。
ほのぼのコミカル…に見せかけた渋みと苦み。
『どこから行っても遠い町』川上弘美
小さな町の商店街と、そこに住む人々の物語。
空気感。平凡、日常、なにげない、ということ。
『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘
スープと、映画と、サンドイッチと、その他諸々。
人と人、物語と物語のつながりが、ほっこり淡く綴られていく。
『風の歌を聴け』村上春樹
真夏の倦怠感と、乾いた空気と、停滞。
「僕は・君たちが・好きだ。」
『きらきらひかる』江國香織
夫と、夫の恋人と、私。好きな人たちとの暮らし。
自分ごとと他人ごと。私の事情は私にしかわからない。
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『漂着(kitchen)』のあらすじは、下記のとおり。
『漂着(kitchen)』となんとなく、空気感やストーリーに共通するものを感じる小説を選びました。
観劇のきっかけに、または観劇前の気持ちづくりに
あるいは観劇後の余韻を楽しむ手がかりに、お役立ていただければ幸いです。
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下鴨車窓『漂着(kitchen)』
脚本・演出 田辺剛
■日時
2022年7月
2日(土)18:00
3日(日)13:00/18:00
4日(月)13:00
■会場
THEATRE E9 KYOTO
■チケット
一般=3,000円
ペアチケット=5,000円
ユース(25歳以下)=2,000円
■出演
大熊ねこ
坂井初音
西村貴治
上条拳斗
西澤翼
藤島えり子
にさわまほ
越賀はなこ
加藤彩
福西健一朗
田宮ヨシノリ
池山説郎
森川稔
辻智之
二宮千明
尾國裕子
神谷牡丹
イルギ
岡田菜見
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