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【詩】花瓶に花を生けるように。

花瓶に花を生けるように、生まれた感情を私という花瓶に差し込んでいきたい。

本音では、好きな花だけを生けていたい。

しかし、人には好ましくない感情だって生まれてくる。

捨ててしまいたくなるほどに、醜く染まった感情。

その感情を嫌い捨ててしまうのは、楽なことではない。

だから、手元に置いておきたくなくて必死に捨てようとする。

けれど、嫌いな感情は私を私だと思い出させてくれる花束だから。

私は綺麗に飾ってあげたい。

正直で不器用な私が、嫌いな感情を綺麗に生けるなんてできないかもしれない。

そんなことを思いながら、私は言葉を紡いでいく。

花瓶に花を生けるように。


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少し前に思いついて、一度twitterでつぶやいた作品です。
前の作品は少し明るい感じで締めていました。

s=46&t=8kG6TBQIXjctBDkKsD6vAg

本当は先に思いついていたのはこのnoteに書いた作品だったので、残された下書きから掬い上げてみることにしました。

花が好きな私にとって、言葉は花であり、自分は花瓶です。
私は花を美しく飾っていたい、だからどんな花でも飾れる花瓶でありたいと思っています。


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