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ポケモンの進化で考える昭和12年青年と令和青年〜天声珍語シリーズ〜

ポケモンの進化で考える昭和12年青年と
令和青年〜天声珍語シリーズ〜

コロナ1年前の夏。知人女性は大学生の息子 A男が夜遅くなると車を飛ばし迎えに行く。想像してみる。 A男とB子がデート💕。みなとみらいの大観覧車の
イルミネーションが綺麗。「終電間に合うかな…」と A男。少しドギドキして
次の言葉を待つB子。果たして A男の口上が「でも大丈夫👌ママが迎えに来てくれる。」だとしたらどうだろうか…?ひよこポケモン.アチャモのように可愛いという見方もあるか…。ついて行けないと感じても不思議ではない。

時を遡り、昭和10年の東京。早大生の石川は夜半過ぎに恋人.さと子(19)の家を訪れる。招集令状の報告の為だ。
凛々しいキャラポケモン.ワカシャモのように厳しい表情。「武運長久を祈る」と彼女の父。「一晩一生」と家族を振り切り石川の背中を追うさと子。
これは向田邦子作「あ.うん」の一場面。

進化系ポケットモンスター.アチャモは
ワカシャモに転身する。令和元年当時の A男が癒し系アチャモだとすると
昭和12年の石川は男組系のワカシャモだ。多様性の受容が求められる今、これが進化なのか退化なのか言及できないが
両者が違い過ぎることは確か。(軍国主義を肯定しないが)長く続く平和が差を生み出したのだろうか?

…ふと卓上のスマホが目に入る📱。
この便利な機器も日本青年の気質変容の一端を担っているかもしれない…!

スマホがあればストレス無く個人対個人で繋がれる。女の子のお父さんと対峙する必要がない。昭和12年青年はどうか?通信ツールは手紙か、ごく一部自宅の固定電話📞。自由恋愛を
疎む彼女の父が交際の入り口で特別高等警察のように立ちはだかる…!
だがこのプレッシャーが心の筋力を鍛え、アチャモからワカシャモへと転身を遂げたのでは…などと思う。
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