1.まずは、移住体験ツアーを企画した

他の自治体では長年続けている所もあるけれど、この町では、はじめての取り組み。

なので、まだ町自体の知名度が低いし、経験もノウハウもないので、他の自治体にアドバンテージがある。そもそも鹿児島は本州最南端で、首都圏から遠い。普通の企画を普通に広報しても、参加して頂くのは難しいだろう。

さて、どうすれば、移住を検討している人に届くだろう。

色々と考えた結果、

「町が、大隅が、鹿児島がどんな所で、広域の生活圏も含めた近隣の商業施設、都市との距離感、自然環境等などを理解してもらうには、上から見るのが一番早い」

さっそく飛行機会社に交渉、役場のみなさんの協力をいただき、10人乗りの軽飛行機をチャーターして上空から1時間、鹿児島を視察するプログラムを盛り込んだ移住体験ツアー(無料)を企画した。

チラシを作り、ネットで呼びかけ、ラジオにも出して頂いた。

だが、応募者はなかなか集まらず、結局ツアーは開催されなかった。