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近代麻雀付録 Mリーグ2024年4月12日第1試合東4局を考える

近代麻雀の今月の付録(河野直也プロ監修)の亜樹プロの局のとこで、二つ仕掛けている太プロに通りそうに見える47sをダマにしたという話が取り上げられていました
最近の自分はといえば、龍龍の大会に出ることになったりして自分で打つ麻雀に急にまた興味が出てきたところだったので、いい機会だから永遠の初級者の自分なりに、色々考えてみようと思います
やはり、興味あるプロの対局や監修を考える方がやる気がでますからね
なお、対局はMリーグの2024年4月12日第1試合ということなので、せっかくだからおおもとの牌譜を当たって考えてみます

取り上げられてた局の太プロの捨て牌や鳴きの状況は
南 9p 1s 6p(ツモ切り) 8s 4m 中ポン 1m 6sチー(678s) 上家の5sスルー 2m(ツモ切り) 仲林プロから亜樹プロへの放銃で終局
というものでした

今回は、太プロが6sをチーした時点で、両面47s待ちの聴牌になっている可能性を考えてみたいと思います
6sチーは2副露目のリャンメンなので、このチーで聴牌している可能性は高そうです
太プロが聴牌しているとして、両面47s待ちの可能性はどんなもんなんすかね
そもそもこういうときにどこから考え始めたらいいのかすらよくわからないんですが、仮に最終形が両面47sだとすると、6sをチーした時点で、両面47s=56sターツと78sが手牌にあった、すなわち5678sが手牌にあったのは確定なんすよね
4巡目に8sを切っている、そしてその8sよりも後に、4mと1mを手出しで切っている、8sの後に入れ替わった牌は2枚であることを踏まえて、この5678sが手牌にあるパターンってどんなものがあるんすかね
基本的には、
①5678s、568sなど8sが一枚の形から4巡目に8sを切ったが、4m手出しまたは1m手出しのところで8sを引き戻して採用した
②8sが2枚ある形から4巡目に1枚切った
の2パターンですかね

①はどうなんすかね
わざわざ一回切った8sを採用し直してメリットがあることは、ほとんどないような気がします
568sから8sを切って7s8sの順番で連続して引いてきた場合、4連続形を採用することがあるかもしれませんが、2回のツモで任意の2枚(しかも7s8sの順番じゃないとダメ)を引く確率はあまりにも低いので、これも外して良さそうです
だから、①はあんまり考えなくていいのかなと思います

②はどうなんすかね
788sや688sから8s切って、65sなり75sを連続で引く確率も、同様にすごい低いすよね

56788sから8sを切って5678が残っている可能性はどうでしょうか
5ブロック以下から8sを切ることはなさそうです
6ブロックとすると、567s以外の残り10枚は基本対子かターツ5組ってことになるんすかね
この場合、場合によっては、8sが選ばれることもあるかもしれませんが、5678の形にもみれる8sの対子から外すことは多くないのではないかと思います
さらに、太プロは8s切りの時点で中を対子にしており、後からこれを鳴いているんですが、中鳴きを前提にするとなおさら8sの対子から外すことはないのではないかと思います

6788sから8s切って、2回のツモのどちらかで5s引いて5678sにとるのはどうでしょうか
5sを引くこと自体は普通にありそうですが、この場合、6788sの亜両面は捨てるけど5678sの4連続形は採用するという選択をしていることになります
自分のような初級者だと、四連続形と亜両面じゃ価値が違うからありえるかもとか一瞬思ったりもするのですが、でも、ターツ不足など四連続形に大きな価値がある状況なのであれば、そもそも亜両面も捨てないようにも思います
先ほど述べた通り、太プロは4巡目8s切りの時に既に中を対子にしていて後から鳴いているんですが、中ポンを前提として考えた時にはなおさら、亜両面は不採用だけど四連続形なら採用とする場面は少なくなるのではないかと思います

5556788から8sを切って、555678s、そこから6sチーして5556最終形はあるでしょうか
何かのタンキになっていたところからこのチーはありえると思います
ただ、今回は、寿人プロが5sを切っていたところにさらに仲林プロが5sを切り、場に2枚の5sが出たため、そもそもこの形もありえないことになります

以上より、結局、①②いずれのパターンでも、太プロが47s待ちの可能性はかなり低いと言えるのではないでしょうか。
自分で打っている麻雀では、他家の手牌読みなんてする余裕は全くなく、日頃全くやらないことなので、なんだかすごい的外れなものになっているかもしれませんが、それはそれで今の自分のレベルを残しておこうと思います
熱量を持って麻雀を続けていたら、年末ぐらいにまた読み返してみて、その時の自分がどう思うかみてみようと思います

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