やんちゃになろう

私の人生史にはたくさんの失敗が詰まっています。
自分で言うのもなんですが、私のあだ名は「自由人」ではありましたが、
「クラッシャー」と言うのもありました。

「クラッシャー」は当時の2ちゃんねるに書かれていました。知らない方で言うなら、今で言うところの匿名SNSで話題になっていたと言うところでしょう。
クラッシャーというネーミングは私が麻雀店を作っては潰したりしていたことの表現で、2チャンネルで面白おかしく書いていたのだと思っています。
友人が「また2ちゃんねるに乗ってるぞ」と教えてくれたのですが、私は良い事も悪いことも話題になっているのが華なので、嬉しい事ですとウソぶいていました。

話が少し違うが、ある時に私の友人との飲み会で話題になったことであるが
「俺たちの同級生で誰が一番出世したのか?」
という話題になった。その時に出てきた人物は大体やんちゃ坊主が多かった。私の分析でもやんちゃな人間の方が脇目もふらず、好きなことを一生懸命やる。社長になって出世した人間もやんちゃな人間が多かった。その反対に優等生などは一人も頭角をあらわさなかった。考えに考えた結果、行動しないのが優等生なのかもしれない。

その裏返しではないが、やんちゃな人間は短命な人が多かった。
リーダーシップをとったストレス、お金がはあるからお酒を飲みすぎたりと生活が荒れていたりと体に無理をさせていた。
私も50代の頃は飲めないお酒を飲んでいたり、遊びまくっていた。麻雀店はうまくいっていたので、お金でいろいろなものを買い、遊びに使うことができた。しかし、物事はうまく行かず、放漫経営になって、お店がうまく行かずに全てのお店を売ってしまうことになる。1からやり直しである。

そうすると、お金がある時にチヤホヤしてきたり、お金をかすめ取ろうと騙してくる人がパタっと来なくなった。たまに電話をもらうと私の今のことを知らないということで話が噛み合わない。

お店の経営には一切手を引き、以前は健康麻雀をお店の隅でやりはじめた。ここに糧を求めて、少しずつお客様を増やしていった。そして、健康麻雀が私の天職かもしれないと思うようになり、ここに活路を見出していく。

健康麻雀は純粋なコミュニケーションツールとして麻雀を使うことだ。
健康麻雀は人との繋がり、地域での繋がりを作り出せる。それが、ひいては社会貢献に一役買うことができると私は考えているのだ。
年配の方は年金のやりくりに苦労している。その中では、いただける金額に限界はある。それでも、私が食うことまでにできるかもしれないと活路を見出し、本気で取り組んでいます。

健康麻雀としてご婦人方には麻雀教室をしている。教えることは苦手であるが、経験を重ねることができた。紳士の皆様には昔覚えた麻雀を通して、同世代や世代を超えた方々とのコミュニケーションを楽しんでもらう。

お客様はファンだと思うようになれば、一人一人の親睦が楽しい。私の場合は私の麻雀の力を慕ってきてくださる方もいる。今では腕自慢の方が、私のお客様と一緒に対局し、手痛いダメージをおって、リベンジを誓ってやってくるなんてこともある。

今までどういう形のお店が儲かるかということを考えてきたが今はいかにお客様に喜んでいただけるような仕事をしていきたいと思っている。
お客様の喜びを共有したいと言う方は麻雀の中でボランティアでもいいですよと言って、手伝ってくれる。

新たな麻雀の枠組みができる手応えを感じているのである。

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