混一色の河に対してどう考える?

あがり役を狙うときにそれにそぐわない牌から捨てられるはずである。
タンヤオを目指すならば、19字牌は要らない。
チャンタ、ジュンチャンを目指すならば、456が捨てられる。
「捨て牌は手牌の合わせ鏡」という表現はピッタリである。
今回は混一色を掘り下げて書いていこうと思う。

まずは要らない数牌が捨てられる。特に4>3のようにリャンメンが捨てられたのならばほとんどが混一色、あるいは清一色までみてもいいだろう。
ただし例外がいくつかある。
まずは3344のような並びトイツの場合。2面子作るのが大変なのでリャンメンを並べる。この時に
「その周りは要らないのか」
とならないように気をつけなくてはいけない。
もう一つは七対子である。字牌で待とうという意識があると、たまに混一色のような並びになることがある。

この辺りの微妙な差というのは実は口や文では説明しづらい。
ある程度経験を持って自分の河を振り返ってみたり、相手の河と手が開いた時に記憶しておく。これが経験則というものにつながる。

では混一色の河だと分かって、どう対策を取るか?
まずは無視してなんでも捨てればいいでは相手のやりたい放題。相手の欲しい牌種を早くから切ってはいけないと思っている。
ただし、すぐに閉店ガラガラと言って、完全に絞ってしまうのも考えものである。絞っていてばかりいては自分がチャンス手に変わった時には時既に遅し…ということもある。
しっかりと勝負ができる手。それと覚悟があるのならば、受けてたたなくてはいけない。受けて立つような手であるかどうかをよく考えてください。
覚悟を持って切り出された牌によって、周りの反応が変わってくるし、混一色の河に勝負をしている上家がいたら、むしろそちらを気をつけなくてはいけない。

麻雀はただ、あがりを目指せばいいというものではないのである。

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