あがりの大切さ
昔のことである。麻雀店で1人で他の人を待つ間、牌で遊んでいたことがある。ツモっては切ってを繰り返し、聴牌を作るという遊び。
健康麻雀の生徒さんたちが第一聴牌を最終形としてリーチに行く場合が結構ある。その生徒にはその聴牌はそのままでもう少し辛抱して、待ってみてくださいということがある。麻雀はテンパイまでの競争ではなく、アガリを競うゲームである。これは生徒には口を酸っぱくしていっていることである。
最初の話に戻そう。私が麻雀の1人遊びをしていた時、やはりその聴牌にとどまらず、愚形なり、聴牌形を崩して三色を追ってみたり、役を作ってみようと何回も聴牌崩しをしながら、理想の形を作ってみた。そうすると案外、手役なり、追い求めていた手作りができるのである。
そりゃ、麻雀は4人で戦うゲームであるから、当然駆け引きもあり、安手で向かわなくてはいけない時もある。
もうひとつ。聴牌をしているからといって、相手のリーチに対してなんでも切り飛ばしてくる人もいる。今のあなたの手牌は何点?その聴牌は最終形?聴牌競争ではありません。生徒たちに麻雀は絵合わせではありませんよ、と口酸っぱくいうのであるが、こういう人たちは放銃してもツイてない。と一言で片付けてしまう。
ある所の麻雀教室のカリキュラムを聞いた時に最初に防御を教えるという所もあるという。私はこれはいかがなものかと思う。
麻雀って、自分が聴牌してあがれたら無情の喜びですよね?
麻雀って、あがってナンボ?と思うんですよ。そして、放銃ばかりになった時にそこから考えればいい。
生徒達に麻雀は攻撃です。戦争です。ひるんじゃダメですよと教えているが、私も麻雀はヨーイドンで始まったらどんな人よりも手数が多いと思います。その中で勝負に行く行かないを見定めて、前に出るか後退するかと考えています。
麻雀は攻撃あるのみです。先手必勝です。
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