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軽率に北陸へ行ったいつかの冬3
昼間から飲む
富山に戻って、待望の靴を買って足元の不安を払拭。
靴底ギザギザのブーツは本当に安心。ごっつい革は雪も水もへっちゃら。CHA-LA HEAD-CHA-LAだ。明らかに無駄な出費だと分かってはいるけれど、もう濡れた足で過ごすのは嫌だ。足元をすくわれるのも、比喩表現だけでいい。
まったく役立たずだったスニーカーはもったいないが荷物になるので靴屋さんで処分してもらった。さよなら、ニューバランス。短い付き合いだったな。てか短すぎるだろ?まだ3回くらいしか履いてないのに!
その後昼から飲める店を探して、駅メモ!マスオブ富山の称号を獲得した祝杯をあげる。富山湾の海の幸を中心に、美味しい肴で熱燗をいただいた。一杯目はもちろん生ビール。寒すぎるのにビールって美味いのはなぜ?
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生ビール数杯の後に地酒を5合も飲んだら、もう大阪に帰る気分が失せた。なので空いてる宿をネットで探して、富山駅スグのホテルを取る。こういう時、無職って最高だよねぇ。予定がないから帰る必要もないんだもの。待ってる人もいないんだもの!
大阪スタートだと日帰りでマスターオブ岐阜の称号は取れないけれど、富山スタートだと取れることは調査済み。高山線の始発で南下して普通と特急を乗り継いで美濃太田に行けば、終電で帰宅できるし別に泊まってもいい。
というわけで明日はマスオブ岐阜の旅に出るのだ。さっさとチェックインしてふやけるほど風呂に入って追いビール飲んで就寝。明日は真冬並みの寒さになるでしょうって天気予報は言ってるけど、もう充分真冬だろ?
ホテヘルも呼ばず早めに床に入ったのだが、ずっと夢を見ていて、まったく熟睡できず。全部見事にナイトメア。時々はっと目覚めて、ああ夢かと安堵するけど、その度に追い詰められてるの?と自問自答しちゃう。
全然寝た気がせずに午前4時に起き上がり風呂に入る。景気づけに湯舟で小便してやろうかとか思うくらいのダメ具合。雪が積もるなんて天気予報では言ってたけど、ホテルの窓から見下ろすと新雪はナッシング。あんまり脅すんじゃねぇよ!と毒づきつつも、気を引き締めて駅に向かい、ギリギリのタイミングで始発列車に飛び乗った。
さぁ、新しい旅の始まりだ。
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