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「毎日が日曜日」にゾッとする理由

「毎日が日曜日」が理想、のようにずっと思っていました。

仕事をする必要がなく、南の島でハンモックに乗り、日がな一日のんびり過ごす自由、とか、早くそういう身分になりたいな、と思っていました。

普通のサラリーマンも、定年になったら、南の島でハンモックはできるかどうかわかりませんが、少なくとも毎日会社に行く必要はなくなり、年金があるので切り詰めれば、「毎日が日曜日」を楽しんで、余生を送れる、早く定年になりたい、そして「毎日が日曜日」になりたい。

そのためにも、老後資金を用意するために、貯金しよう。贅沢や浪費はせずに、ちゃんと貯金しよう。

みんな、そうしている。

と思っていました。いつのまにか、気付いたらそう思っていました。

ところが、意図せず、私は「毎日が日曜日」になったことがありました。

実際に「毎日が日曜日」になってみた感想は、地獄です。

当時、2度目の結婚に失敗し、一人暮らしでした。仕事も転居に伴って退職し、一時的に無職でした。

収入は、不動産賃貸業からの家賃収入と、足りない分は預金からで何とかなっていました。

金銭的には、切り詰めれば、しばらくは大丈夫でした。

その頃の1日は、こんな感じです。


朝、起きると、まず朝食を作って食べます。
パン、ヨーグルト、牛乳、フルーツ。

お昼過ぎまで、その後ずっとパソコンでネットサーフィンです。
お腹がへってくると、1日に1回は外に出ようと、スーパーで買い物をしたり、ぶらぶら歩いてファミレスに行ってゴハンを食べたりしていました。
ランチメニューを食べることが多かったです。
一人でご飯を食べているので、スマホを眺めながら食べていました。

そして帰宅。またパソコンでネットサーフィンをしたり、持ち物を整理して処分したりしていました。

夕ご飯を簡単に用意して、済ませます。
その後は、またネットサーフィン。眠くなったら、就寝です。


…という生活をただ毎日、繰り返していました。
その日、会話した相手はスーパーのレジ打ちの人だけ。

明日も同じ生活が続きます。明後日も。その次の日も。

南の島に行ったら、もう少し楽しい生活になったのでしょうかね…?
私には、そうは思えません。

私は、その後、とりあえず、アルバイトから始めました。
そして、今のパートナーと出会って転居し、当時の仕事を辞め、保育の仕事をすることになりました。

「毎日が日曜日」じゃないって、最高です!
私は死ぬまで働きたいと思っています。定年なんていりません!



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