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青春であっても学校ではない 映画『きみの色』感想 アニメ映画日記【02】

改めてめちゃくちゃいい青春映画だったなぁと 簡単なストーリーとしては、 全寮制の高校に通い、他人が「色」で見える“トツ子” 高校を退学したことを家族に言えずアルバイトをしている“きみ” 病院を経営する母親に隠れて音楽活動をしている“ルイ” この三人の主人公が音楽を通してつながり、自分を見つけていく青春もの。 この作品、青春ものなんですが学校ではないというのが一つのポイントだと思う。 きみが高校を中退していることが象徴的で、修学旅行を仮病で休んだり、バンドの練習場所も街から

    • 映画「きみの色」視聴後感想

      めちゃくちゃいい青春映画でした。 学校のステージでバンドとか、防波堤を走るとか海に向かって叫ぶとか 青春的要素はたくさん盛り込まれているんですが、3人の出会いも繋がりも学校外にあるという点が今どきですよね。 主人公3人の"音楽"という好きを共有して、過度に入り込まないながらもお互いを心の支えにしているような関係が美しくて…… 本当にいい映画です。 ひとまず取り急ぎ! 長い感想日記はまた後ほど投稿予定です。

      • 超視覚芸術 劇場版モノノ怪 唐傘 感想 アニメ映画日記【01】

        なんか凄いもん観たなって感じだ。 視聴というよりも体験や体感に近い感覚。 クラウドファンディングを行い制作されたたということもあるのか、作品が極めて純粋でコアな魅力にあふれている。 自分はTVシリーズを観ていないので、初めに平面的な塗りに透かし和紙のようなテクスチャが常時画面にかかっていることに驚いた。 絶対的な世界観を作り出すと同時に、和の色づかいの映像を上手くなじませている。 内容は一度見ただけではあまり理解できていない。 人の変化とそのさなかにある何かを捨てるという

        • 1億再生目前、中島みゆき「地上の星」について考察してみる。

          最近気が気でないことがあります。 中島みゆきの「地上の星」公式MVが、2024年8月6日現在、YouTube再生回数9997万回を突破しており、1億再生間近となっているのです。 ストリーミング全盛でない時代の曲でこれは凄いことです。 そこで今回は、「地上の星とは?何故つばめなのか?」と題しまして、中島みゆきの代表作である「地上の星」について考察していきます。 地上の星とは?まずタイトルにもなっている「地上の星」とは何なのでしょうか。 地上の星という言葉は歌詞中にストレート

        青春であっても学校ではない 映画『きみの色』感想 アニメ映画日記【02】

          “アリスとテレスのまぼろし工場”感想&考察

          はじめに ※小説未読、視聴直後の感想ですので記憶違い、勘違い等ございますことご了承ください。 すごく好きな映画だった。 キャラクター全てに役割があって、人物の情緒を描くのが本当に巧い。 細かい仕草にも感情が込められている事がアニメーションの演技からもよく伝わる。 さすが岡田麿里監督とMAPPAの制作陣。 本当にすごい。 ジャンルとしては、時間軸の異なる並行世界ものと言えるのだろう。 しかし、それに付随する様々なテーマに、この作品の複雑さと特異性があらわれている。 そ

          “アリスとテレスのまぼろし工場”感想&考察