見出し画像

アメリカで看護師になるためのステップ(日本の看護師免許を使用する場合でビザのことを抜きにした場合)


Aloha!

おっちょこ国際看護師Mitsukiです。

私は日本で看護師として働いたのち、アメリカハワイ州で再度看護師免許を取得。
その経験を生かして国際的に活躍したい医療職者さんたちをサポートすべく起業活動をしています。

今日はアメリカで看護師になるためのステップを紹介します。
*ここで紹介するステップは私が今までアメリカ看護師ピアサポートコミュニティを運営してきた経験に基づいています。また細かな規定は州や年度によって変更する場合がありますので、ご自身で確認を取ることをおすすめします。


1)  どこの州で免許を取得したいのか決める

アメリカは州免許制度を採用しています。

経験上、日本の看護師さんはニューヨーク州で申請を出している方が多い印象です。


アメリカでのSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)がNCLEX受験(アメリカ看護師試験)に必要ないこと
英語能力試験(TOEFL/IELTS)が必要とされないこと、
外国人ナースへの対応に慣れていること
が主な理由だと考えられます。

ニューヨークが自分が最終的に住みたい場所や住む予定の場所ではなかったとしてもニューヨークでの免許取得終了後に「エンドースメント」といって他の州免許に書き換えする予定にしている方も多いです。

またコンパクトライセンスといって、同盟に参加している州同士であればエンドースメントする必要ない場合も。

2) 取得したい州の要項を読み必要な書類や基準に達しているか確認する


アメリカ看護師になるための最初の書類審査にCGFNSの名がよくあげられますが、これも州によって他の審査機関もCGFNSと同様に採用していたり、または審査機関を通さず州に直接書類を提出する州もあります。

事前に州の看護協会の要項を読む、もしくは直接電話やメールを出して確認しておくことをおすすめします。

3) 免許査定機関に登録する

必要な書類を集めてから免許審査機関(主にCGFNS)に登録もしくは連絡すると考えている方も多いですが、先に登録を済ませることが先です。

私はCGFNSを使用しましたが、CGFNSから必要書類が何かを言い渡され、また所定の書類をダウンロードできるようになるのでそれからで問題ありません。

また個人の状況に応じて要求される書類に違いがあります。

必要書類の情報をインターネット上やブログ上で集める時間に費やすのではなく、今すぐ登録してしまいましょう!

審査は早くて半年、長くて1年くらいで終了します。

4) 州の看護協会にNCLEX受験のアプリケーションを提出する

CGFNSでの審査が終了後、州の看護協会にNCLEX受験のアプリケーションを提出します。

そうすると州がCGFNSの情報にアクセスできるようになり、NCLEX受験のための規定を満たしているか確認が行われます。

5) Pearson Vue (NCLEX代行機関)に登録

州でのアプリケーションが受領されるとPearson Vue といってNCLEX受験の代行機関へ登録するための番号を取得することができます。

6) ATT(Authorization To Test) の受け取りと試験日の予約

登録後早くて数日後にATTナンバーと呼ばれるものをメールで受け取ります。その番号を使用してNCLEX試験日を予約します。

7) NCLEX受験


そしてNCLEX受験という流れになります。


今回はビザのことについては触れずにNCLEX受験までの流れを書きました。
この全ての作業は日本にいてもアメリカにいても行うことが出来ます。


少しでもアメリカ看護師への道のりが整理できたら嬉しいです!


アメリカ看護師ピアサポートコミュニティではCGFNS審査中の細かい質問に対応したり、NCLEXコーチングなどを提供しています。
アメリカ看護師による、アメリカで看護師を目指したい人のために特化したコミュニティです。興味のある方は気軽にメッセージをくださったらと思います。


No Rain, No Rainbow.

よろしければサポートを頂けると嬉しいです!サポートに頂いたお金は大好きな読書に充てさせて頂きます。