「双極性障害」×「はたらく」を語る会 #双極トーク 2019年 第1回 実施報告
双極トークの2019年第1回(通算9回目)を2月9日(土)に実施しました。
今回からスタッフが運営をサポートする新体制となりました(本日は5名)
以下、スタッフのシラユキがレポートします。
●チェックイン
参加人数は過去最高の19名(初参加7名、リピーター7名、スタッフ5名)。雪で交通状況が心配な中、これほど多くの方にお越しいただきました。
はじめはスムーズにトークの場に溶け込めるよう、自己紹介と今の気分を伝えてもらいました。
平常を0として+5(軽躁)から-5(うつ)の範囲で、+3が2名、+2が4名、+1が1名、0が1名、-1が3名、-2が1名、-3が1名といった結果に。
気分と体調が連動しないというご意見もありました。気分を数値化するのは自分の状態を客観的に見るのに役立つと思います。
●双極トーク
そしていよいよ本編へ。テーマトークが2グループ、そして今回初めて、リピーターによるフリートークが1グループの合計3グループに分かれてのスタートとなりました。
「双極性障害」「はたらく」「対処」に関するトークの話題は以下の通りです。
テーマトーク班①
・就業者として常に「拠り所」として意識している人・物・思考(法)・制度等は何ですか?
・体力不足を感じた時の働き方の工夫はありますか?
・周囲の人に強く当たってしまった後の対処法
・オープン就労と副業について
テーマトーク班②
・具合が悪いとき、同僚に「どう扱えばよい?」と聞かれ返事に困窮。我慢して働きモヤモヤが募る
・働き続けるだけの体力をどうやってつけるか
・オープン就労の大変さ、工夫を教えて欲しい
・休職や退職を余儀なくされた場合、どのような社会資源や支援を受けたことがあるか
フリートーク班
・周囲のサポートがあれば躁うつの波はなくなるのか
・クローズでの就労は職場でサポートが受けられない。体調・気分のフィードバックはどうしているか
・自己コントロールの大切さ
・飲んでいる薬の種類。服薬についての要望を主治医に言えるか?
皆さんはじめは緊張されていても、次第に「お菓子を食べながらゆるりと」という和やかな雰囲気の中でお話されていたように思います。
個人的に皆さんの意見で印象に残ったものをいくつかご紹介しします。
・共感を得られる場。人の対処法を聞いて(自分の対処法を)バージョンアップ出来る
・(双極性障害であるという)前提を話さなくても理解してもらえる雰囲気がある
・それぞれの状況は違えど共通の課題がある
・自分の苦しかったことが誰かのヒントになる
皆さんうなずきながら発言者に耳を傾けているのが印象的でした。
●ご感想
参加していただいた方々のご感想(10件)をTwitterから引用して掲載します。
●次回の#双極トークについて
次回は3月9日(土)の開催となります。(新規申込みは〆切)
4月、5月の開催については3月にお知らせします。
双極トークが皆さんにとって居心地のいい場になればと思います。まだいらしたことがない方も、リピーターの方も、ご参加をお待ちしております。
●さいごに
双極トークの説明スライド題字を、過去参加いただいたケロヨンさんに作成いただきました。今後、こちらを活用していきます。
感謝!
最後までご覧いただき、ありがとうございます。