今日から20代ラストイヤー

2023年1月24日、29歳になった。
ついに20代としての最後の1年が始まった。

ハタチから今日まで20代として過ごしてきた9年間、思うところは色々あるけど案外悪くは無かったとは思う。

ただ自分は人生の経験値が低いなと実感させられることは多い気がする。

思い返せばハタチの時、かなりすれた性格をしてた。加えて自分が正しいと思うこと以外は正しくないなんていう厄介な思考まで持ち合わせていた。

それも今になって言えることは、学生時代ずっと周りと比べられてきて自己肯定感は低くなっていたし、それに比例するように承認欲求も強くなっていた。その裏返しだったのかなと今なら思える。

ただそんなハタチの時に持っていた思考も24歳ぐらいを境目に少しずつ崩れていった。
当時1人で飲み歩きをし始めるようになったのだ。それにも理由があって、もちろんその当時にも長い付き合いの友人たちも居たのだが、社会人になってくると彼らと頻繁に会うのも難しくなっていた。そんな中どこかで新しい出会いも求めていたのもあって、自分から動かないとそれすら叶わないことに気がついたのがこの頃だ。

それで思い立ったのが1人で飲み歩くこと。
元々酒は強くないけど、酒の席は嫌いでは無かったし1人行動も出来るタイプなので、出会いを増やすには一番手っ取り早い手段だと思ったのだ。

飲み歩きを始めると本当に幅広い年代の人や様々な考えを持った人達と交流できた。その人には様々な人生ドラマがあって、辛い経験をした人、とても変わった経験をした人、そういった経験を経ても幸せを感じて生きてる人もいるということを知ってから、自分の正しいと思ってきた事が決して人生の正解では無いのかもしれないと気付いた。そこからハタチから思っていた厄介な思考も少しずつ崩れていった気がした。

そんな出会いの中で、ありがたいことに褒めてくださった人も沢山居た。

自分だけじゃ自分の魅力に気付けないままだったかもしれないが、そのおかげもあってか昔より自分にも武器はあるし自信持っても良いのかなと思えるようになった。

そんな自分と繋がってくれた人が沢山増えて、そして誕生日を迎えた今日、今までの人生で一番多くの人からおめでとうを貰えた。

こんなにストレートに言うのも恥ずかしいけれども、自分は幸せ者だなと心から感じられた。

泣いても笑っても20代で居られるのもあと1年。
まだ自分のネガティブな部分は完全払拭出来る訳ではないかもしれないけど、限られた時間の中で悪くなかった20代だったと思える1年にしたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?