高校の友人の話③終

高校を卒業してから、わたしとフミコは別々の大学に進学しました
フミコはどうしても社会科の教員免許がほしいのでここがいいと、特に進学先に悩むことなく私立の女子大を選びました
大学1年のある日、フミコから「大学で友達ができない」と言うので久しぶりに会いました
なんとフミコは緑の髪に半分刈り上げ、タバコをふかしているという衝撃的な格好でした
そりゃあんた友達できんわというのか率直な感想でした
そして高校生の頃のフミコは喫煙に関し「親がタバコを吸うから自分は絶対に吸わない」と豪語していましたが、いつの間にか「他人の副流煙で自分の肺が汚れるなら自分で肺を汚す」という理屈に変わり吸い始めたようです
フミコは大学で浮いていると言ってました
そりゃあ浮くでしょうねwww
女子大に進学したことを後悔しているとのことでしたが、根は真面目なので4年間そこはちゃんと通い、なんとか友達もできたようで無事に教員免許を取得したのでした
教員免許を取得するのにわたしたちの出会った高校で実習したフミコですが、先生たちから「お前が教師になるのか」と散々イジられたそうです

4年の時、わたしが鉄道会社に内定し、卒業間近の冬に2人で遊びました
お揃いだけど色違いのブレスレットを買おうということになり、わたしはいまだにそのブレスレットを持っています
(最近になってフミコはそれを覚えてないと言い放ちましたがwww)

社会人になってからもこんな感じで付き合いは続き、お互い結婚して家庭を持ちましたがフミコは全く変わらずです
わたしとは違って、フミコは意外にもしっかり筋を通すタイプなので自分の時間を削っても家庭のことは毎日ちゃんとして仕事もこなしています
いま平日、フミコは大好きなゲームで遊ぶことを封印しており、禁断症状が起きるときその叫びがLINEになりわたしにぶつけられます
なのでわたしもフミコをゲームに誘わないようにしています
家事そっちのけでやっているわたし...
そこらへんがなんだかんだ言いながらフミコのすごいとこなんです
わたしは自分に甘いのですぐ怠けますww

始めに戻り、そんなフミコと初めての2人での旅行が楽しみで仕方ないのです
珍道中になること間違いなしです
ホテルでいっぱいSwitchしようと言われました
そんな奴ですwww
コロナの縛りがないことを願ってます...



こんな感じで、フミコのことをなんとなく文章にしたくなったので書きました
やんちゃなような真面目なような、よくわからないけど面白くて大事なわたしの友人の話でした