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イギリスとイスラエルの感染状況比較

どっちも、ある程度ワクチン接種してかなり感染を落とした状況からδ株にぶん殴られた先行接種国。
12月にともに感染の波が開始してて、増減の傾向も結構似てる。
感染者、死亡者とついでに入院数も並べたグラフで、12月~8/23までの比較を示したのが、以下のチャート。上がイギリス、下がイスラエル。

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人口が英国がイスラエルの7.5倍くらいだけど、このグラフの高さは5倍なので、ちょっとだけイスラエルの方が誇張されたグラフになっていることには、一応留意。
ただ、やはりこうして見ると、イスラエルの方がややδ株による影響って意味では旗色が悪い。感染数もイギリスは一旦は頭打ちになってる(その後また増えてるから、やっぱ7月半ばの規制放棄はそれなりに現段階ではまだコスト高いのかなというのは推測される)一方で、イスラエルは止まってないし、前回のピークに近い数字まで上がってしまっている。
そして、見ればわかる通り、顕著なのは死亡数(オレンジの線)の増加。英国は死亡数が現段階でかなり抑えられている反面、イスラエルはそれなりに上がってて、こっちも前回ピークの2/3と、かなり近づき気味になってしまっている。
元々イスラエルのCFRは低くて、Preワクチンの状況でもそんな死者出してなかっただけに、現地的な感覚として「おかしい、効いてないのでは」的な疑念は強くなってそうではある。
因みに、CFRを本朝含めた3か国で比較したら、こんな感じ。

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可能性としては、イスラエルの方がイギリスよりさらに先行してるという辺りで、ワクチンの賞味期限問題もチラつくところではあるけれど、イスラエルでどの程度ブレークスルー感染で死んでるのかが良く分からないのでそこの判断は保留。
ただ、イスラエルって元々入院率がイギリス以上に低くてなおかつCFRが低いってのは、それこそXファクター的に「元々コロナにある程度強い」要因があって、そこの強さがワクチンとバッティングしてることで相対的に「ワクチンの強みが可視化されづらい」みたいになってる可能性って…あるのかなぁ。
という感じで、まとまらないけど、概況でした。

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