「春画展」第二弾、「肉筆春画」に焦点
“秘かに愉しむもの”とされてきた春画の展覧会が、京都の細見美術館で11月24日まで開かれている。かの大英博物館で反響を呼び、2015年に東京の永青文庫で20万人の動員があったわが国初の本格的な「春画展」は、翌年に細見美術館にも巡回開催された。今回の「美しい春画 ― 北斎・歌麿、交歓の競艶 ― 」は8年ぶりの第二弾で、版画・版本の作品に加え、特に一点ものである「肉筆春画」に焦点をあて、葛飾北斎の幻の名品や喜多川歌麿の大作、海外から里帰りを果たした作品約20件を含む、精選された